さらに、丘の上には、消防署が、巨大な貯水タンクを半分埋め込む。そこに、消火用の海水をふだんから溜めておくのだ。
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ストラテジーペイジの2025-1-9記事。
今次戦役でウクライナ兵が発見した事実。市場でかきあつめられた安物のクォッドコプター、ならびに、現地でアセンブルした固定翼ドローン。これらは、本式の滑空爆弾や、砲兵や、迫撃砲よりも、対歩兵戦において、効果がある。
FPVドローンを組み立てるためのパーツは、年々、小型化し、値段も下がっている。ますます量産が加速されるであろう。
2024年にウクライナはドローンの月産量を10万機にまで増やした。おそらく2025年には、その倍になるだろう。
北鮮兵が特科兵ではなく歩兵として前線に送り出されてくる限りは、このFPVドローンによって、コンスタントに擦り減らされるだけだ。
※7日ベガス開催のCESに、ミニ・ブースを出したNPO「VideoLAN」の最新メディア・プレイヤー「VLC」。謳い文句は、オープンソースのソフトウェアで、タダでダウンロードでき、ほとんどのコード様式に対応し、世界中の言語で制作されている動画を再生でき、話されている原語が何語だろうと、AIが自動的に字幕を付けてくれる。途中で勝手なCMが挿入されて中断することはなく、視聴者の個人情報が抜かれることもない……のだそうだ。
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AFPの2025-1-2記事「Secret lab developing UK’s first quantum clock: defence ministry」。
木曜日に英国の国防相が語った。秘密の研究所内において「量子時計」が完成しつつあり、5年以内に英軍が実装するであろう、と。※これはおそらく潜水艦にならば搭載できようというサイズである。
その精度は、数十億年で1秒も狂わないのだという。
量子時計を最初にこしらえたのは、米国のボールダーにあるコロラド大学で、15年前だった。
先月、グーグルが、量子コンピューター・チップの存在を明かし、その計算能力は、現存のスパコンが「10の43乗」年かけて実行する計算を、1分間でやれるのだという。
米国も中共も、量子技術を他国へ売るわけがない。だから、英国は独自に開発しないといけないのである。
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Moscow Times の2025-1-9記事「Russia’s GRU Paid Taliban to Target U.S. Forces in Afghanistan」
水曜日に米メディアが記事にした。アフガンから米軍が撤収する2021までの数年間、ロシア軍情報部がタリバンに「償金」を与えて米兵を攻撃させていた。
米兵1人を殺れば、20万ドル与える――というインセンティヴを、何年間か、与えていたという。
その償金総額は累積3000万ドルに達したという。
この報償制度は2015年にはスタートしていたという。トランプが大統領に選ばれた2016年には特に熱心に推進された。
GRUは、功労者級のタリバンには、ロシア市民権とパスポートを与える便宜を提供した。その一部はインドなどの第三国へ出ていると。