Boyko Nikolov 記者による2025-4-22記事「US F-16s head to Vietnam in landmark deal amid China tensions」。
ベトナム政府は、すくなくも24機、輸入したいと交渉中。
現有の、ガタの来ている「スホイ27」と「スホイ30」を、この「F-16」でリプレイスする。
決まるとしたら、機種は「F-16V Viper」だろう。最新バージョンだ。
大問題は、AMRAAMをつけてやるのかどうか。それと、AESAレーダーの「AN/APG-83」を搭載したモデルでは、その技術情報が中共へ筒抜けになりはしないか。その懸念から、議会が反対する可能性がある。
エンジンは「F110-GE-129」である。推力 29,000 pounds。
戦闘半径は、増槽を使って 340 miles。
単価は8000万ドルというところか。比較的に、手頃。
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Joseph Y. Calhoun III 記者による2025-4-20記事「Weekly Market Pulse: Peak America?」。
2008年以降、そして特に新コロ流行以降、米経済は世界の先進国から羨まれてきた。米国育ちのテクノロジー・セクターのおかげだ。
米経済はGDP統計では世界の25%という位置取りだが、株式だけに注目すれば、世界の半分。NY証券取引所の上場企業の75%は米企業である。
マイクロソフト社が発行している株式だけでも、2兆7000億ドルに評価されている。この額は、ドイツの証券市場全体の2兆4000億ドルを上回るのだ。
同様、アップルと Broadcom の株式を合計すると、それはフランスの証券市場よりも巨額になる。
そもそも合衆国のGDP=27兆9000億ドルは、EU+日本+英国のGDPよりもデカいのである。なんだか実態に合わないように思う人は、以下を読め。
米国経済は、至善至美とは言わないが、これまで、他国に比較して、よりマシな結果を出してきた。「洗濯屋に集められた汚れたシーツのうちでいちばん汚れが目立たないシーツ」と、それを表現する人もいる。
2008年スタートの金融危機。米国は2007年のGDP水準を、ようやく2010前半に回復したが、欧州はもっと手酷くダメージを蒙り、2012まで復活できていない。PIIGS諸国=ポルトガル、イタリー、アイルランド、ギリシャ、スペイン—-は、ドイツの低金利に甘えて政府が借金まみれだったのが、どうにもならなくなった時期であった。ユーロ圏がバラバラに分解したかもしれない危機だった。
日本は2007年のGDPピーク=542兆円を、やっと2016年に回復したのである。これは円建て金額の統計だが、ドル建て金額だと、2011の6兆4680億ドルを、いまもって、ず~~~っと、回復できていない。現在、4兆710億ドルなんで。
あなたが欧州人の投資家だとしよう。2008年に、あなたはユーロ圏に投資することもできるし、米国に投資することも選択できる。しかし結果の差は大きいぞ。欧州は2008から2023まで、GDPが年率1%未満しか成長しなかった。かたや米国経済は、その2.7倍も、成長したのである。
同様、2012から2023まで日本のGDPはほとんど成長しなかったけれども、米国経済は日本の3.7倍の勢いでその間、成長したのであった。
この事実があったとすれば、過去15年以上も、世界中の資本が米国に流れ込んだことに、なんの不思議があろうか?
そして必然的に、米ドルは、ユーロや円に対して、価値が高くなったのである。
EU経済が強かったピークの2008年、1ユーロと交換してもらうのに1.6ドルが必要であった。それが2022年、1ユーロは95セントで交換してもらえるようになった。
仮に、ユーロとドルの為替レートが2008年当時のままであったとすると、2022年の欧州GDPは20兆7000万ドルと換算されるから、EU経済は米国経済よりもちょっと規模が小さいだけ、ということになる。
pppの補正を導入して比較しても、概ね、そう。
円(日本経済)とドル(米国経済)についても、似たことが言える。
けっきょく、ベーシックに、キャピタルフローが世界から米国に向かっているから、ドルは高いのである。
しからば米国経済はそんなにも、効率が列国に冠絶して優秀なのか?
そうではない。
米国政府が直近15年、借金をしまくっていることが、米国経済を投資先として魅力的にしているのだ。
米政府の借金は、2008年以前には対GDP比で35%だった。今日、それは97%なのである。
同じ期間、米国の民間の借金は、対GDP比で、縮小している。米国の借金問題とは、連邦政府の借金問題なのだ。
2008年以降、米国の金利はものすごく低い基調で推移した。だから、今までは、この借金が、大問題だとは意識もされずに済まされて来たのだ。しかし、今や、とつぜん、米政府当路者の、視界が、変わった。
ユーロ圏では、政府による借金総額の対GDP比は、80%である。米政府に比較すると、まだマシというレベルだ。
そして欧州、特にドイツは、これから5年間にわたって、軍事費支出を著増させる方針を固めている。これは、これまでのキャピタルの流れを、反転させる。おそらく欧州人の資本は、米国へではなく、ユーロ圏へ投資されるようになる。
1985年から88年にかけ、「プラザ合意」の結果として、ドルの為替レートは半額に減った。2001年と2008年を比較すれば、ドルは41%に値下がりしたのである。
トランプがもしこの再演に成功すれば、記者の予想では、ドルは25%、安くなる(ベスト・シナリオ)。
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Kapil Kajal 記者による2025-4-21記事「US Army deploys solar-powered spy drone with 1,000-mile range for endurance missions」。
米陸軍が導入する「K1000」という固定翼の長距離偵察機。
ウイングスパン5mの主翼上面がすべてソーラー発電パネルになっている。
開発メーカーはドイツの「Kraus Hamdani Aerospace」社。
レンジは1610km。高度は7000mまで行ける。スピードは74km/時と遅いが。
これをなんと、歩兵分隊レベルで、簡単に運用し得るのである。ここにもひとつの革命が爆誕。
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Arturo McFields 記者による2025-4-21記事「China’s deceitful, disastrous projects in Latin America and Africa」。
中共がメキシコに建設してやった「Chicoasen II」水力発電ダムは、メキシコ人労働者を搾取する経営が非難されている。平日は12時間労働だという。発電所内の安全も不十分。残業代を払わず、組合を圧殺。
ブラジルでは、中共企業が、建設工事の作業員としてシナ人を不法に入国させていると非難されている。
ギアナでは、中共資本の「Guyana Manganese Inc.」の不適切なドレーン・パイプのせいで2021に洪水が発生したと非難されているが、改善されていない。
数週間前、ザンビアに進出している中共企業が Kafue 川に、銅鉱山からの酸性ケミカル廃水を5000万リッターも垂れ流していたことが報じられている。 ※現代の足尾ね。
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Volodymyr B.記者による2025-4-21記事「BAE Systems Develops New Explosives That Don’t Use Nitrocellulose or Nitroglycerin」。
英国内に研究施設のあるBAEシステムズ社は、ニトロセルロースもニトログリセリンも使わない砲弾用の炸薬を開発したという。
同社は2022年から1億5000万ポンドを投じて工場の能力を増強してきた。155ミリ砲弾の量産力は16倍にするという。
弾殻内に炸薬を溶填する工場を同社はグラスコード市に新設。同工場はこの夏から稼働する。
それとは別に同社は、新製造技術に850万ポンドを過去5年で投じてきた。
それは炸薬の最終製品を連続一貫した流れによって人造合成してしまうもので、中間材料としてのニトロセルロースやニトログリセリン――どちらも全世界的に品不足――には依存しない。
2026年後半には、このプロセスによる大量生産が軌道に乗っている筈。
新連続プロセスは、コストも低下するし、安全は増すという。
なおBAE社は4月16日に、チタン合金部材の製造を1億6200万ポンドで米陸軍から受注したと発表している。M777の脚箭用である。
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Anton Hordiienko 記者による2025-4-22記事「What Explains russia’s Return to Assaults Using Motorbikes, Abandoned as a Tactic in 2011」。
露軍はますます、オートバイを最前線で使うようになった。
2025-4-17の「Pokrovsk」に対する突撃では、露兵は240名、死んだ。彼らは20両の装甲車と、100台のオートバイに分乗して攻めて来た。
ウクライナ戦線に露軍が集団的に自動二輪車を持ち出したのが初めて観察されたのは、2024-4のことであった。
それいらい、彼らはオートバイ運用の工夫を重ねている。
ロシア国防省は、2011年に、自動二輪車を、露軍の正式装備から外している。だが、いつの間にか、復活しようとしているようだ。
ふつうに考えられる理由としては、敵の砲兵が動くオートバイをマトにし難いことや、敵のFPVドローンが動くオートバイを仕留め難いことがあろう。
しかし最近の現象から推理されることは、露軍の前線指揮官は、どうやら、今日の敵の戦線に防備の裂け目を発見したときに、最も迅速にそこに浸透できる手段は、自動二輪車だと、評価している。
2010年に、ロシア国防省は、オートバイから対戦車ミサイルを運用させようと考えた。
「Irbitsky Zavod」工場で、それは試作された。ベース車体は「Ural」で、「IMZ-8.1037 GEAR-UP」と称した。PKMB machine gun の銃架を取り付け、「Konkurs-M」 ATGM を搭載した。 ※ということは、サイドカーだろう。
しかしけっきょく、ロシア国防省は、このモデルを買わなかった。
2011に露軍がオートバイを偵察用としても調達しないことに決めた理由のひとつは、それが騒音が大きすぎて敵からすぐに気づかれるからだった。※ツェンダップの空冷2サイクル路線か? それじゃ無理もない。
とはいえその後も、露軍の空挺部隊は、演習でオートバイを多用しているように見えた。これはSNSに写真が流出するので、わかるのである。
『Defense Express』は結論する。これらの演習で、オートバイの使い方が洗練され、それが今日の流行になっていると。
第二次大戦中、ソ連国内で1万7000台の「M-72」オートバイが製造されている。また、米国からは3万台のオートバイ(機種はさまざま)が、レンドリース法にもとづいて寄贈された。
対するドイツ軍は、1個師団の中に500台のオートバイを混ぜていた。1934年から1940年まで、ドイツ軍は12万3300台のオートバイを受領しているのだ。
※映画の『大脱走』をかれこれ20回以上もテレビで視聴して、さいきんようやく「ここがおかしい」「これはあり得る」と細かいところの指摘ができるようになった。ヒルツが最後に銃殺されずにクーラー入りになるのは、どう考えてもおかしいだろう。彼はドイツ軍のオートバイ兵を負傷させ(重傷の可能性も大)、その軍服を剥ぎ取って、一時的に着用。拳銃も奪った。国境の哨所で、ドイツ兵を足蹴にしたときに、その軍服姿だったのを多数の将兵から見られている。「スパイ」罪で銃殺される流れは、その時点でもう確定してしまったはずだ。マックウィーンのノリノリの演技は、タンクを一回揺さぶって、残燃料を確認する仕草。あと、追いかけるサイドカーの「舟」に乗っていたドイツ兵役の役者も、どういう連中なのか知らないが、その体重移動の動きが、軍人というより、レーサーなのが愉快である。これは娯楽映画なのだ。