具体的には、合計31発の、弾道ミサイル+巡航ミサイルが、トータル12トンの炸薬を運んだのに対し、およそ280機の「シャヘド」型片道特攻機は、50kg弾頭型と90kg弾頭型とあわせて14トンないし20トンの炸薬を運んだ。同夜は、囮用の無人機160機も随伴したという。ロシア国内におけるミサイルの増産努力は頭打ちだが、「シャヘド」の増産はめざましく、これからはひと晩に300機を1目標に集中してくると予測される。「シャヘド」は低速ながら、統計的に1割はAAを突破するので、30機(=1500kgないし2700kgの炸薬)が都市に落下すると覚悟しなくてはいけなくなっている。
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Sania Kozatskyi 記者による2025-6-19記事「The United States wants to start producing 100,000 shells per month in October」。
米国内で、ことしの10月から、155ミリ榴弾は、月産10万発の体制に入る。
現状は、月産4万発である。
2022年の初めだと、月産は1万4500発でしかなかった。
※フィンランド国会は、オタワ条約からの脱退を決め、いよいよフィンランド軍は、対人地雷の再整備にとりかかる。この対人地雷の大宗は、歩兵の足を傷つける中露式のものではなく、トリップワイヤでポップアップして地上170cmで炸裂して霰弾を半径20m飛ばすタイプとなるだろう。
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事実上のロシア派世論工作員と成り果てているタッカー・カールソンやマイケル・フリンが揃って《米国はイラン攻撃に手を貸すな》との論陣を張っているのは、旗幟がわかりやすい。今の流れにいちばん困っているのがロシア。英政府はここぞとばかりになけなしの空母をペルシャ湾へ派遣した。トランプが躊躇するようなら英軍(『クイーン・エリザベス』は表看板で、隠し弾はSAS)がまずIDFに合力してしまう。そうなるとトランプは格下指導者のように世界史に記録されるため、厭でもひきずりこまれる。トランプとは違い、米軍は古参上級者から中堅まで、もうやる気満々だ。『フォード』が加わって在域空母を3グループにする。1979年以来、イラン本土を堂々と爆撃する日を待ちあぐね、孜々として剣を研ぎ続けて来たのが彼らだ。英国が対イラン空爆に加わっているのに、トランプがイラン相手にもTACOを決め込むなら、米軍票はごっそりと、大統領に愛想尽かしをしてしまう。トランプとプーチンは追い詰められた。ゼレンスキーには希望が見えてきた。
トランプ氏は戦争指揮など真っ平御免のキャラなので、イラン指導部が呑むわけがない「無条件降伏」を呼びかけた。《俺を中東戦争に巻き込まないでくれよ》という三つ子のおめきだ。ハメネイを殺すなとネタニヤフに言ってやった? もちろん「Bad-Cop & Good-Cop」の猿芝居だ。真相は、ハメネイ老人は、深い情報をじぶんから収集しようという気力を有せぬ操られ御輿で、総力戦指導に独創性を発揮するおそれもないので、イスラエル側としては、むしろその続投こそが、最高につごうがよいのである。多年築いたスパイ・アセットも活き続ける。
おそらくイスラエルはこれから1週間かけて、周辺地上インフラを破壊することでFordowの地下工場の操業を止められるかどうか、いろいろ試す。それでは効き目無しと判定されたなら、C-130に気化爆弾を満載した特別改造無人機をトンネル入り口に低空から突っ込ませるだろう(それは対地下施設コマンドー作戦の予行研究でもある)。その前には数回、低速の非ステルス無人機に電波リフレクターをとりつけたものをH=7000mくらいで飛ばして、隠しSAMがないかどうか、探索に努める。それとともに、《高度1万1000mの輸送機から特製の地下侵徹爆弾を投下する》といったルーモアも流すだろう。低空から注意を逸らす為に。