ロナルド・レーガン以来の「減税」ポピュリズムが、超富豪たちを生んだ。その超富豪たちが、いつまでも、レガシー政党人たちの下僕に甘んじているはずなど、どうしてあろうか?
マスクの人望にではなく、その追求する利害に、他の複数の超富豪たちが同心するときが、近いと思う。
奇貨居くべし!
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Defense Express の2025-7-5記事「Why Ukrainian Armor Turned a 60mm Mine into the UB60D FPV Drone and How It Improves Combat Readiness」。
ウクライナ軍が、「UB60D」という名前の、新顔のFPVドローンを使い始めている。60ミリの迫撃砲弾を工場出荷時から横向きに固定してあるため、最前線の塹壕内で兵隊が危険な爆薬をとりつける作業の面倒がない。
この60mm迫撃砲弾は、1150~1380グラム。迫撃砲から発射された場合のレンジは2500m。
「UB60」というのが砲弾の名前で、それをドローンにとりつけたから「UB60D」と称する次第。
レンジ2500mの迫撃砲を最前線に持ち込むことは、今日のドローンだらけの戦場では、困難のきわみである。すぐに敵の偵察ドローンに陣地の位置がみつかり、そこを自爆ドローンで襲撃されてしまう。だから、この転用は、合理的であり、且つ、必然なのである。
「UB60D」をザポリッジア戦区の前線で実際にテストしてみたのは、2025-1月であった。その成績がよかったので、フルスケールの量産にGoサインが出た。
「UB60D」を運用する中隊は、250機のこの特攻ドローンを抱える。
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ストラテジーペイジの2025-7-5記事。
スパイダーウェブ作戦に使われた117機のドローンのコストは、ぜんぶで50万ドルだった。
1つの破壊目標機につき、2機もしくは3機のドローンが、割り振られた。それらは、敵爆撃機の燃料タンクの上に降着して起爆するように指定されていた。
破壊目標機は、重爆撃機だった。その1機が毎回、8発の「Kh-101」ミサイルを、ウクライナの都市に向けて発射するので。
「Kh-101」はトマホークの模倣だが、実用化されたのは2010年である。弾頭重量を軽くすればレンジは5500kmに及ぶ。対ウクライナでは、そのミサイルの燃料を減らし、弾頭重量を800kgに増やしている。SAMで落とされない用心として、露軍の重爆は、その空対地巡航ミサイルを、国境の1000km手前で、リリースする。