Madeline Halpert 記者による2025-7-15記事「Trump says Ukraine should not target Moscow」。
トランプは火曜日にBBCに対して、ウクライナはモスクワ市を空襲すべきではないと語った。その直前、『フィナンシャル・タイムズ』紙が報じたところでは、トランプは7-4にウクライナに対してロシア攻撃をけしかけたというのだが……。
そのさいにトランプは、ゼレンスキーに対し、《もし米国が長距離打撃兵器を供給してやったら、キミはモスクワ攻撃を実行できるか? サンクトペテルスブルグ攻撃を実行できるか?》と、訊ねているという。その前日、トランプはプーチンと電話会談している。
この話を、今、トランプは、打ち消しにかかっている。
※米国内では複数の企業が、廉価版のトマホークと言える長距離型自爆無人機を開発中だと伝えられているので、おそらく、それを逐次に引き渡すのではないか。イメージの悪化を恐れて「ペトリオット」だけを意図的に実名アナウンスしているように思う。
次。
Sumit Ahlawat 記者による2025-7-9記事「Will Trump Join Hitler, Stalin & Gandhi In Nobel Peace Prize ‘Axed’ League? Can He Become 5th U.S. President To Win The Award?」。
ノーベル平和賞には100年以上の歴史があるが、そもそも、そしてしばしば、賞それ自体が皮肉だ。
事故死した研究者のノーベルは生前、ほぼ無名だったのに、死亡直後の新聞マスコミが、火薬武器会社経営者である弟と混同して、悪口を書きまくった。
そこで弟は、危機感を抱き、ノーベル平和賞を創設したのである。
ノーベル賞を決める委員会は、ノルウェー議会が指名する5人だと、定められている(さいしょからのアルフレッドの意向による)。結果としてその5人はノルウェー人ばかりとなり、多様性や包括性は最初から無い。
ノーベル平和賞は、マハトマ・ガンジーに授賞する機会が1937年以降ずっとありながら、ついに授賞できなかった。これが、この賞の最大の名折れ。ガンジーはノーベル賞なしでも偉人にちがいない。しかしノーベル平和賞はガンジー抜きでは無価値と評されても仕方ない。
ちなみにガンジーは1937年、38年、39年、47年、48年にノミネートされた。39年にはアドルフ・ヒトラーもノミネートされているし、48年にはヨシフ・スターリンもノミネートされている。ムチャクチャであった。
1994年、オスロ合意のご褒美として、ヤセル・アラファトとイツハク・ラビンとシモン・ペレスが合同受賞。アラファトのPLOは紛う方無きテロ組織だった。そしてオスロ合意は暫定の時間稼ぎでしかなかったことはその後の史実が立証する。
米国大統領としては、1906のテディ・ローズヴェルトを筆頭に、ウィルソン、カーター、オバマの4人が貰っている。
このうち2009年のオバマ受賞は、スキャンダルだった。ある人の批評。これは、「あなたはジョージ・W・ブッシュではない」賞ではないか、と。トランプが、オバマは何の結果も出していなかったじゃないかと批判するのは、当たっている。当時のオバマが貰えたのなら、誰にだって貰う資格はあると考えたくもなろう。
1973のヘンリー・キシンジャーの受賞も批判された。ベトナムの停戦交渉中にハノイ爆撃を指導していたから。この選出に抗議して5人の委員のうち2人が辞任している。