名称は未詳。重い荷物を積んだ固定翼機は、低速時にちょっと迎え角を大きくすると、主翼上面で気流が剥離する危険があるが、その対策に、こうした「輪っか翼」レイアウトが、役立つ場合がありそうだ。また、複葉機の主翼を長くしたいのだが、構造を支柱や支索で補強するのは厭だな、と考える設計者も、いるであろう。
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Defense Express の2025-10-23記事「russians Send Their Own Tactical Wheeled Transporter to Frontline, Which They Made to Replace Chinese All-terrain Vehicles」。
「Plastun-TT」と称する、新型の全地形対応バギーが、これからロシアで量産に移される。昨年8月に試作が公開されている、戦術装輪輸送車。
メーカーは「ロシア全地形車両」という社名。
4輪車のミニマムとして、ATV/バギー・カテゴリーがある。それはコンパクトで、ジープよりも上空から目立たない。今日のユビキタス特攻ドローン環境ではサバイバルしやすい。だが欠点として、荷物をあまり積めない。
そこでこのメーカーは、フロント・エンジンの「GAZellee」という軽量な市販車をベースにして、全地形車をこしらえた。車体を前後に2分割し、2本の油圧系で前後をつないで、それによって後2輪を駆動する。
荷物1トンもしくは、人員10名を載せられると称している。それで最高速力は100km/時だと。
※謎である。「GAZellee」について英文ウィキで確認すると、とっくに「4×4」バージョン(おそらくパートタイム)があるのだ。そっちを増産させたほうが、はるかに悧巧だろう。そこで敢えて「必然」の理由を探せば、こういうことだろうか。「GAZellee」で増産が可能なのは、FFの「4×2」タイプだけである。そこでこのメーカーは、「4×2」を簡略に「4×4」に改造する方法として、後輪をパートタイムで油圧駆動にするやり方を、当局に提案しているのか? 諸事情のため、ディフェレンシャル・ギアなど使わない(使えない)。デフォルトで「デフロック」である。ゆえにそれを使うときには高速機動など不可能だが、悪路脱出は、可能になる。このように割り切れば、比較的安価に、4×4車を戦場へ供給できるだろう。
※前後重連の車両レイアウトと聞くと、操向するさいに、車体の前半と後半が「く」の字に折れ曲がるのかと思ってしまうが、昨年の公開写真にはそのような「特長」を強調したものがない。つまりこいつは、単純に全長を「エクステンド」しただけの、苦し紛れの「前後重連」なのだろうと想像できる。これは悪手だ。だったらオートバイ×2台で、荷車のトレーラーでも曳かせたほうが、ずっと気が利いている。ところで「ロボット犬橇」は、可能なのだろうか? 雪面での接地圧が犬並の、超小型の無人オートバイを10台くらい先行させ、長いロープでアキヲを引っぱってもらうことは?
※ロイターによれば、北京政府はトランプとの会談を前に、四大国営石油企業に、一時的にロシア産原油の購入を止めさせた。