1条の無限軌道履帯だけからなる、地上の自走体。このクローラー履帯の駆動力として、電磁誘導を用いる。(メリットのひとつは、もし履帯に横方向の不意の力が加わり、スプロケット・ホイールやアイドラー・ホイールやガイド転輪から外れそうになっても、電磁力がそれを正中位置に引き戻してくれるので、「履帯脱落」は起きない。)
この電磁式「モノ・トラック」の履帯の上面の上にある「台座」に、これから離昇させたいUAVを、クラッチ結合する。自走体の両側面から、それぞれ側方の斜め上へ、支柱が延び、その上に「台座」は固定されている。台座の下面と履帯上面との間には、合理的なクリアランスが保たれている。
また、自走体の両側面から、それぞれ側方の斜め下へは、「補助輪」も突き出している。この補助輪は、高速前進中は、左右ともに地面から浮く。
「台座」後端は、履帯後端よりもやや後方まで延び、「斜路」のように下垂しているので、1トン以上あるUAVを、台座上に載せる作業は、はかどる。
この「mono-track」の全長が、仮に10mしかなくとも、それ自体が自走前進するため、「理論上の滑走路長」は、随意に延長し得る。
電磁力によって履帯を駆動させて徐々に加速し、離昇速度に達したところで、台座のクラッチ金具を解放すれば、UAVは離昇する。
このシステムのメリットは、正規の飛行場ではない、非舗装の道路や放牧場のようなところからでも、重いUAVを射出できることである。
そして、ある程度の傾斜地形すらも、UAV射出場として、随意に利用ができるようになるであろう。
また、もし「モノ・トラック」の前路に、敵の爆撃などによって不意に瓦礫が堆積しても、無限軌道の電磁クッション機能が、そのバウンドを吸収してしまえる。
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Anzhelika Kalchenko 記者による2025-10-29記事「Russian Troops Use “Goat” Tactic: Disguising Soldiers as Civilians Near Pokrovsk」。
ドイツ・メディアの『ビルト』によれば、ロシア軍はいよいよ、戦時国際法違反の「便衣」兵を、堂々と使い始めている。
男女のロシア兵が、軍服を一切着用せず、ドローン偵察機からは民間人としか見えないような服装で、軍務に従事している。特にドネツク戦線。