雑報によればNATOの砲弾製造ペースが遂にロシアを上回ったという。しかし、確かなリポートとして確認ができない。

 Rod Dreher 記者による2025-11-11記事「What I Saw And Heard In Washington――Groyperism’s Spread Among Generation Z Conservative Apparatchiks Is Real」。
 ※ちかごろ目にした論説の中で、本記事は、瞠目の他はない内容でした。以下の私の摘録紹介に少しでも興味を抱かれた方は、是非とも各自で原文の全文をお読みになるとよい(PCからアクセスすれば自動翻訳楽勝でしょう。わたしはそうしています)。時間のご損はさせませんぜ。

 グロイパー(2021議会襲撃に加わった、白人×反ホモ×反ユダヤ主義勢力。オルタナ右翼と括られることもあり)が隆盛中である。そうなったそもそもの背景と理由をたんじゅんに説明する。
 それは、長年にわたって続いた理不尽な社会的圧力と、先行する勝ち逃げ世代への、後進窮迫世代(=「ズーマー」=Z世代。対立概念たる先行世代は「ブーマー」)からの、大反発現象なのだ。

 欧州では、これから内戦が起きるだろう。発端は、あまりに大量のイスラム移民を抱擁してしまったことであるが、そのイスラム移民を「非難攻撃してはいけない」ときめつけてきた最近西欧政治に特有な、自由討論も自由報道もゆるさぬ、上からの社会的圧力――似非進歩主義が、多くの庶民のコモンセンスを反発せしめ、憤懣の熱エネルギーを昂進させ、いまや圧力鍋が爆発する5分前の段階なのである。

 類似した因果関係が、アメリカ底流の「反ユダヤ主義」の根源にもある。米国の映画作品やテレビ番組の中では、過去数十年間、ユダヤ人やイスラエルを少しでも悪く言うことはタブーであった。真綿で首を締めるが如く、何の理由説明も伴わずにアプリオリに擁護が強制されてきた謎の禁忌の代表例である。非合理的であってもなぜか広く黙認されてしまっていた多年の不可解因習に対し、後進窮迫世代が群犬となって噛みつく機会が今、熟成しつつある。

 米国では、ズーマーを主動力とする「共産主義革命」が来年起きてもおかしくない。あまりにも一般庶民の生活コスト、教育コスト、厚生コストが過大となり、もはや、暴力で現システムすべてを破壊し去るしか解決策がなさそうな段階にまで至ってしまった。主たる標的は、西洋では伝統的に「ユダヤ性」と重ねられることが多い、既存の資本主義経済・自由主義政体である。それが破壊されて、左右どちらとも判然としない専断的な新体制か、終息することのない内乱の荒廃が、続くだろう。マッド・マックス・Z。

 ズーマー世代(原則全員白人男性)は、社会が嘘を強制することに、道徳的に反発する。米国社会は、黒人の犯罪について正直になることを拒否している。性差についても同様だ。ズーマーはこんな欺瞞に我慢ができなくなった。

 ※本朝では、幕藩時代からの朱子学式な締め付けが、戦後の核家族化と家父長権勢の失墜によって不可逆的に薄らぎ、それが、皮肉にも、共産党を後進世代にとっての希望の光では全くなくしてしまった。今日ではむしろ共産主義者や社会主義政党の方が、封建遺風の残滓になり果てているのである。今後5年、欧米では流血紛争が頻発するが、本朝は天祐によりその禍乱を免れる。そしておそらく10年後、本朝だけが、世界で唯一、まともな空間として生き残っているだろう。鍵は、イスラム圏と儒教圏からの移民を許容しないことだ。さらに30年後、一神教はすっかり衰滅しているだろうと私は予想する。「新・三十年戦争」の時代は、既にスタートしている。

 次。
 ある人がロシアの地方政庁の公式統計を調べ上げ加算することにより、毎月3万人もの新規徴兵がロシア全体で通年継続していることをつきとめた。それに近い数の死傷や脱走が前線にて毎月発生していることが、推測されるという。


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