一九二人のリスト公表!

 PHP刊『[新訳]名将言行録』は、本日、書店の店頭で見ることができるはずです。サイズは新書版です。しかし分厚いので、ねだんは¥950-(税別)です。
 グーグル検索される方の便宜のため、192人の名前を列記しておきます。このリストは順不同です。本書では、アイウエオ順に掲載されています。つまり、最初が「青山」で、最後が「渡辺」です。
 名付けは独特なので注意を要します(「信玄」とか「三楽」ではヒットしません)。
●武田信繁
●板垣信形
●原虎胤
●山本晴幸
●甘利晴吉
●馬場信房
●山県昌景
●高坂昌信
●内藤昌豊
●北条長氏
●北条氏康
●北条氏規
●北条綱成
●太田資長
●太田資正
●長野業正
●尼子経久
●山中幸盛
●今川義元
●三好長慶
●竜造寺隆信
●荒木村重
●毛利元就
●毛利秀元
●吉川元春
●吉川元長
●吉川広家
●小早川隆景
●武田晴信
●真田幸隆
●真田昌幸
●真田信幸
●上杉輝虎
●上杉景勝
●宇佐美定行
●本庄繁長
●甘粕景持
●甘粕清長
●杉原親憲
●直江兼続
●藤田信吉
●織田信長
●柴田勝家
●佐々成政
●滝川一益
●丹羽長秀
●丹羽長重
●佐久間信盛
●佐久間盛政
●明智光秀
●明智光春
●細川藤孝
●細川忠興
●前田利家
●前田利長
●前田利常
●堀秀政
●堀直政
●堀直寄
●稲葉貞通
●中川清秀
●前田玄以
●森長康
●山内一豊
●池田輝政
●蒲生氏郷
●竹中重治
●長曾我部元親
●長曾我部盛親
●宇喜田直家
●宇喜田秀家
●島津義久
●島津義弘
●島津家久
●伊達政宗
●戸次鑑連
●高橋鎮種
●立花宗茂
●豊臣秀吉
●黒田孝高
●黒田長政
●蜂須賀家政
●富田知信
●佐野了伯
●鍋島直茂
●加藤嘉明
●中村一氏
●田中吉政
●加藤光泰
●浅野長政
●浅野幸長
●堀尾吉晴
●増田長盛
●渡辺了[おわる]
●大谷吉隆
●長束正家
●福島正則
●可児吉長
●福島治重
●松平定綱
●大崎長行
●吉村宣充
●加藤清正
●石田三成
●島友之
●小西行長
●藤堂高虎
●京極高次
●寺沢広高
●松倉重政
●仙石秀久
●脇坂安治
●片桐貞盛
●木村重成
●後藤基次
●真田幸村
●真田幸昌
●徳川家康
●徳川秀忠
●徳川家光
●徳川秀康
●徳川忠吉
●徳川義直
●徳川頼宣
●徳川頼房
●徳川光圀
●池田光政
●松平正之
●鳥居忠吉
●酒井忠次
●大須賀康高
●内藤正成
●本多重次
●大久保忠世
●天野康景
●鳥居元忠
●本多正信
●平岩親吉
●板倉勝重
●本多忠勝
●榊原康政
●大久保忠隣
●井伊直政
●酒井忠世
●本多正純
●板倉重宗
●安藤直次
●成瀬正成
●中山信吉
●酒井忠利
●安藤重信
●永井直勝
●青山忠俊
●水野勝成
●阿部正次
●久世広宣
●井伊直孝
●土井利勝
●酒井忠勝
●松平信綱
●阿部忠秋
●板倉重昌
●堀田正盛
●秋元泰朝
●久世広之
●土屋数直
●板倉重矩
●阿部重次
●安藤重長
●柳生宗矩
●大久保忠教
●石谷貞清
●北条氏長
●伊丹泰勝
●井上正利
●青山幸利
●戸田忠昌
●堀田正俊
●土屋政直
●北条氏綱
●斎藤利政
●野中止[とどむ]
●津軽為信
●佐竹義宣
●東政義
●大石良雄
●伊達忠宗
●松平忠昌
●熊沢伯継
●本多忠朝
●松平忠次
●水野忠善
 いつもお世話になっている武道通信の杉山さんが、並木書房から『武士の作法』を書き下ろしで出されますね。是非、今回の『[新訳]名将言行録』とあわせて読んでみてください。内容の理解が加速されるはずです。
 も一つ、朗報。やはり並木書房で品切れになっていた『陸軍戸山流で検証する 日本刀真剣斬り』の「二版」の増刷が決まりました! この快著を初版で入手できなかった残念な方は、しばらくお待ち下さい。
 次に、おそらく来週に全国の店頭に出る『属国の防衛革命』(光人社。あの雑誌『丸』の潮書房と同じですから、『丸』やNF文庫が買える書店なら、きっと見つかるでしょう)の章タイトルを列記します。全部で11章あります。
一、日本はみずから望んで米国の属国になっているだけ/太田
二、核武装「後」の日本の防衛/兵頭
三、政権交代が日本の独立を回復させるメカニズム/太田
四、ケネディ政権は日本の核武装を望んだか?/兵頭
五、カナダはいかにして米国に併合されてしまったか/太田
六、「民主主義」インドはアジアの覇権国になれるのか?/太田
七、神功皇后と豊臣秀吉の対支戦略/兵頭
八、イスラム圏諸国はいつ世俗化するのか?/太田
九、移民を大量に受け入れれば良いことがある/太田
十、「北方領土を返せ」という要求は無理筋である/太田
十一、敗戦後のわが国の軍事出版史をふりかえる/兵頭
 太田さんの章は太田さんが御自分で解説されるだろうから、兵頭の書き下ろし箇所についてセルフ解題しておきましょう。
 まず第2章ですが、既存の核武装国と核武装国の間には、表沙汰にはしない「裏軍縮」というものがあるのです。それを論説しました。具体的には、弾道ミサイルの水爆弾頭の1発のイールドを1メガトン以上にはしないこと、もっと理想的には500キロトン以下にすること、都市に対してはお互いに高空爆発モードにすること、などです。米国とシナとの間には、シナのICBMの数量に関する「裏軍縮」は間違いなくありますが、シナは弾頭のスペックを秘密にしていて、それがホワイトハウスの最大の不信を買っているのだと、兵頭は見ます。
 次に第3章。営業保守と2ちゃんバカ右翼はほとんど誤解していると思うのですが、米国民主党は、政権をとったときは「反シナ」です。むしろレーガンとニクソンの共和党政権の方が北京をつけあがらせてきました。米支が蜜月だったからこそ、宮澤官房長官は教科書クレームに勝てなかったんです。わたしは敬愛の念を籠めて片岡鉄哉先生の説に反論します。かつて日本に核武装を呼びかけた唯一の政権は、ケネディ政権です。
 第7章は、「ヤマタイ国はなぜ謎なのか」の謎解きをしたものです。大和政権がもしヒミコのヤマタイ国の存在に公文書上で言及してしまえば、シナは日本列島の支配権を主張することになる。だから「闕史八代」という荒ワザを使ってまで、大和政権はヤマタイ国といっさい関係が無かったことにしたのです。日本の独立のために、大和政権はそのスタート時点から智恵と武力をふりしぼってシナからの間接侵略/直接侵略と戦ってきました。神代から、すでに日本文明とシナ文明は天敵なんです。
 第11章は、ミリヲタの人は立ち読みしないでください。立ち読みし始めると、もう止まらなくなります。店員さんにハタキをかけられますよ。あと、ガンダム世代からの反論をお待ちします。
 オマケで、潜水艦に関する続報。
 スカンクさんが、ロシアの元潜水艦乗りの現役公務員に尋ねたところ「鯨じゃないか?」という返事だったそうです。シャチの背びれと潜望鏡を見間違えたというのなら、これは落語の類ですが、まずありえん。イージス艦のバウ・ソナーからPINGを打つと、併走してきたイルカどもが飛び跳ねて狂い回るという話を、わたしは聞いています。だから鯨類だったら、簡単に確認はできるのです。
 しかし思いましたが、鯨やイルカやアザラシに改造手術を施して大量破壊兵器や対艦水雷を運搬させるのはアリでしょうね。米空母に対抗したいシナならば、なんでもやりかねん。
 オマケのオマケ。関口哲平氏の上手すぎる小説『選挙参謀』の中に出てくる「五十嵐洋次郎」って、河野洋平のことだったんでしょうか。いまさら、気付きました。この小説を読んでない人、特に「新風」の支持者なら、すぐに読んでください。選挙を見る目が一変することを請け合います。