▼大町桂月『桂月全集 第七巻』大12-1
所収の「伯爵後藤象二郎」と「ハンニバル」が面白いので……。
▼鈴木明『追跡 一枚の幕末写真』1984
よくぞ調べてくれましたという凄い労作だ。箱館戦争に興味のある人で、もし本書を未読の人がいたなら、今から買って読んでも損は無い。
▼ロビン・ハーマン著、見角鋭二tr.『核融合の政治史』1996-4
核融合用の粒子加速器を使って中性子を照射したら、あるいは高レベル放射性廃棄物を低レベル化もできるんじゃないかと、ふと思ったが、さすがにそれは無理のようだ。
▼山本拓『地下原発』H3-10
どんな災害になろうと沃素131の大気放出などゼロにしてしまえる地下原発が可能であることは本書でよくわかる。が、なぜそれが普及しなかったかは本書には書いてない。コストの問題ではない。真の理由は、米国の偵察衛星から、燃料棒の交換を監視できなくなるからである。つまり日本の国防が米国の監理下にある限りは、原発は、天災や空爆に弱い、厄介施設であり続けねばならないということなのだろう。
▼長岡祥三tr.『アーネスト・サトウ公使日記コンパクト版I』2008
日清戦争と日露戦争の間の国内事情をヴィヴィッドに教えてくれる一級資料。ただしそういう話に興味をもったばかりの人が読んでも、ワケがわからないだろう。
▼長岡祥三tr.『アーネスト・サトウ公使日記コンパクト版 II』2008
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