「読書余論」 2016年1月25日配信号 の 内容予告

▼防研史料 『陸軍主要火砲諸元表』S34
▼防研史料 『各種火砲射表 綴』M32
▼防研史料 『野戦砲兵士官手簿』野戦砲兵射撃学校印刷 M36-6
▼防研史料 教育総監部『砲兵学教程』M33
 ※この本は7珊砲について書いている。
▼綿引久太郎『兵器叢談』M31
▼有坂成章・著『砲兵士官須知』M11-9 陸軍文庫
▼垂井明平&横道復生『兵器学(各兵科将校用)』M36-5
▼『兵器学(各兵科将校用)』第2巻 M36-7
▼『兵器学(各兵科将校用)』第3巻 M36-10
▼大江志乃夫『日露戦争の軍事史的研究』1976
▼末国正雄・秦郁彦 監修『聯合艦隊 海空戦 戦闘詳報 8 航空母艦 戦闘詳報 I』1996
 S17-4月9日、トリンコマレー攻撃では、重油槽×1を制空隊が銃撃炎上させている。
▼『9 航空母艦 戦闘詳報 II』1996
▼『第13巻 航空戦隊 戦闘詳報』1996
▼『10巻 基地航空隊 戦闘詳報 I』
 最新式の『プリンスオブウェールズ』が、十数機による雷撃(半数は改1魚雷)、プラス、500kg爆弾×2で沈んだのは、日本海軍にもショックだった。
▼『第11巻 基地航空隊 戦闘詳報 II』
▼横河橋梁製作所『横河橋梁八十年史』S62
 S12-11完成のNHK川口放送所の鉄塔は出力150KWというすごいもので、大陸までも届かすつもりだった。国際宣伝戦の時代だった。
 S44-8、NHKから「放送センター整備工事計画」が発表され、代々木に高さ600mのテレビ放送用巨大自立式鉄塔をつくるというので、各社、研究スタート。……が、NHK当局の都合により中止となった。
▼(株)横河橋梁製作所『横河橋梁五十年史』S35
▼土肥一夫、冨永謙吾、堀元美・他ed.『海軍 第七巻 戦艦・巡洋戦艦』S56-5
 遣独潜水艦がフランスの港に着くまで、日本海軍は、自軍の潜水艦が水中でおそろしい騒音を出す欠陥兵器システムであることを誰もまったく認識していなかった。
 中牟田の乗っていた『孟春』が6-25夜に暴風で擱坐破壊してしまったので、代艦が物色された。明治政府は、横浜で中立の米公使が抑留していた『カガノカミ』を買おうと考え、秋田藩を中立藩だということにして、軍務官が代金の大部分を支出して、買わせ、それを奥羽鎮撫総督が徴発した。これが『陽春』だろう。名前が似ているのは、『孟春』を意識したのだ。
 重心点を下げるとかえってローリングが激しくなる。その場合、艦底にあるものから消費してしまうとよい。
▼『今昔物語』M34
 巻27のつゞき。
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 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。
 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。
 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。
 「読書余論」は、毎月25日に「武道通信」から最新号が配信されます。1号分の購読料は500円です。
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