米中もし戦わねば。

 Jon Gambrell & Gerry Shih 記者による2018-10-4記事「Chinese Armed Drones Now Flying Across Mideast Battlefields」。
        イエメン戦線で今年4月、UAEが運用する中共製の無人機が、フーシ幹部の車両を空対地ミサイルで吹き飛ばした。車両は停車中であった。
 米軍がイエメンでプレデターによる爆殺を初実施したのは2002だった。
 中共大手のCASC社は、CHシリーズ、別名レインボー・シリーズを輸出している。
 CH-4はプレデター相当、CH-5はリーパー相当を謳う。値段は米国製の半額以下だ。性能もそれなりだが、ユーザーは満足している。
 CASCは2014年以降、CH-4を30機以上、輸出した。買い手には、サウジアラビアとイラクが含まれている。それらの総額は7億ドル以上だという。そして今、10ヵ国から新たな引き合いが来ている。
 中共の武器輸出は、トータルでは、ドイツやフランスにまだ金額が及ばない。
 2015-10に当時のイラク国防相が、クト市内にある飛行場で1機のCH-4を査察した。
 中共製の攻撃型ドローンは、ヨルダンのザルカ空港、パキスタンの空軍基地、シナイ半島およびリビア国境沿いのエジプト軍基地に展開していることが、衛星写真によって判明している。
 2018-1にはジェーン誌が、UAE奥地の沙漠に「翼竜2」が3機置かれていることがわかる衛星写真を掲載した。
 サウジアラビア南部のジザン地方空港を撮影した衛星写真には、非武装偵察型のプレデター複数と、武装型の2機のCH-4とが並んでいた。同空港はイエメン国境から近い。
 ナイジェリア国軍も、対ボコハラム用に中共製の武装ドローンを活用している。
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 Niall Firth 記者による2018-10-4記事「An app that lets you beat government censors has been launched by Alphabet」。
    アルファベット(=グーグル)傘下のジグソー社は、中共政府やイラン政府が閲覧をブロックしているウェブサイトを閲覧できるようにするアプリを発表した。
 アンドロイド端末と、DNSサーバーの間の通信を暗号化する。DNSとは、IPアドレスの電話帳のようなもの。
 ジグソー社はすでにこのアプリをヴェネズエラの反体制活動グループに与えて実地テストしている。このアプリは、グーグルのプレイ・ストアで10-3から入手できるようになっている。
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 Olivia Garard 記者による2018-10-3記事「Geopolitical Gerrymandering and the Importance of Key Maritime Terrain」。
    海底ケーブルに特化した著作がある。スタロシエルスキ著。『ズィ・アンダーシー・ネットワーク』。
 世界には223本の海底通信ケーブルがあり、世界のデータ通信の99%はそれを通過する。
 スタロシエリスキによれば、海底ケーブルの結節点685のうち、366は、島である。※なんでケーブル数よりも結節点数の方が多いんだ?
 ガダルカナル島は海底ケーブルの結節点となっており、重要である。
 マラッカ海峡を通る原油は日量で1500万バレル。この中には、中共の石油需要の8割が含まれている。
 ベーリング海峡は、幅88kmである。