歩行者もクルマもみんな強請りあい

 Stephen Feller 記者による2018-10-5記事「Raytheon, Saab announce new Carl-Gustaf munition for U.S. Army」。
   レイセオン社とサーブ社は、2017からカールグスタフから発射できる誘導弾を共同で開発しており、もうじきデモ試射するところまで来た。
 スウェーデン軍における実戦配備は2020年中になる見込み。
 敵AFVと2000mで交戦できる。
 次。
 ストラテジーペイジの2018-10-8記事。
   露軍は9月にシリア沖にて、キロ級潜水艦からフロッグマン数名を送り出した。訓練。
 このフロッグマンの装備は全部西側製。2014のソチ五輪前に調達することができたものだ。
 スキューバ装備はフランス製とイタリア製。水中バイクDPVは、ドイツ製の「ブラックシャドウ730」である。
 ブラックシャドーは全重110kg、リチウム電池を電源とし、ウォータージェットを駆動させる。3~6時間、水中で動ける。低速ほど長時間になる。最大で2人のダイバーがつかまり、30kmも楽に移動できるわけ。
 最大深度は60mまで潜れる。
 潜水艦の21インチ(=523ミリ)魚雷発射管にこいつを収めておく。ダイバーは、艦の外側からそれを引っ張り出す。
 そしてダイバー自身、魚雷発射管から出入りする。
 その作業は、潜望鏡深度で実施する。つまり10mくらい。
 この「730DPV」は、兵器ではない。市販品だから、買おうと思えば誰でも買うことができる。
 メーカーには「730」より軽量小型の「414」もあり。
 露軍はシリア沖に、BK-18とRM-17という高速艇(どちらも2015年からあり)も持ち込んだ。
 BK-18は操船は3人がかり。お客を19人載せて時速46kmで巡航できる。最大だと72km/時。2日で720km行動できる。
 RM-17は、もっと高速だが、航続距離は320kmと短い。軽度に装甲され、窓は防弾ガラス。無人の14.5mm銃塔を有する。暗視センサーは夜間に距離3000mまで見張れる。
 露軍の戦闘ダイバーは、港湾警備を本務とし、時に偵察をこなす。