「脱支」がブームになる。

  Kevin Dupzyk and Jacqueline Detwiler 記者による2018-10-26記事「The Technology of Pipe Bombs and Suspicious Packages, Explained」。
   事件の発端。ジョージ・ソロスの使用人が封筒を開けたところ、パイプ、時計、リード線が目についたので、ただちに地元警察に連絡した。
 次に、バラク・オバマとクリントン夫妻の私宅に送られているのが発見された。元大統領宅に届く郵便物は、今でも、シークレット・サービスがスクリーニングしている。
  封筒にはアメリカ国旗が6個ほどスタンプされていた。
 パイプ爆弾の一般的コンセプト。内部の燃焼ガスが高圧に達するまでその放散を封じ込めることにより、瞬発的な爆発威力を発揮せしめる。中に詰めるのは、火薬でなくとも、マッチの頭でも、機能するという。
 米国では、手製爆弾といえば、まずパイプ爆弾なのである。
 NYTの報道では、サヨク容疑者がこしらえたこのパイプ爆弾は、点火されたとしても爆発はしなかったであろう、という。
 まずパイプの端末が、ネジ蓋等ではなく、テープだった。これではガス圧を閉じ込めてはおけない。
 ついでに怪しい点。必殺を期すテロリストは、被害者にご親切にカウントダウンを提供したりしない。すなわち、これみよがしの時計を外部に添えているところが、すでにフェイクの兆候である。
 NYPDは「爆弾まるごと封じ込め車」TCVを保有している。CNNに送付された小包は、TCVの鉛とスチールでできている防爆タンクの内部へ収容された。
 TCVは、最大で25ポンドのTNT炸薬が内部で爆発しても、それを漏らさない。
 CNN宛てのTCVは、ブロンクスにある科学捜査施設へ爆弾を移送した。
 他の小包は、ヴァジニア州クアンティコにあるFBIラボに送付されて、犯人の手掛かり採集がされることになっている模様である。
 ガスクロマトグラフと質量分光計で爆薬成分は同定される。
 捜査の指揮を執るのはJTTF(統合対テロタスクフォース)で、やっぱりFBIが主導である。
 ベンジャミン・フランクリンが1775に創設させた連邦郵政監査局(PSI)もJTTFの一翼を担う。
 PSI職員は拳銃を携行できるし、人を逮捕したり家宅捜査令状を執行するなどの権能も有している。1920年代にはトンプソンサブマシンガンを抱えて郵便列車に同乗し、列車強盗から郵便物を守っていた。