陸自のスカウトヘリと砲熕砲兵を整理して多用途軽攻撃機部隊を九州に新編するべきである。

 「スーパーツカノ」のような単発ターボプロップ固定翼機に、ポッド吊下式の自動火器/ヘルファイア級のASM。これで九州から離陸して尖閣まで飛んで数時間ロイタリングの後、余裕で帰投できる。取得費も運用経費も死ぬほど安い。南西方面の抑止力は格段に向上するだろう。
 所属は陸自。
 何の問題がある? 使えないヘリの代わりだよ。
 無人機でここまで出遅れてしまった陸自は、有人機のスウォームで南西諸島防衛に貢献するしかないのだ。それは回転翼機では非現実的なので固定翼機にする。主機能を「島嶼間の高速連絡・海陸捜索」ということにする。
 複座型にしておけば、特殊部隊や急患やVIPの輸送もできるだろ。
 ポッドのレーザーデジグネーターを吊るせば、誘導式地対地ロケット弾/中距離弾道弾のFO役も務められる。後席に将校を乗せて。
 ポッド型センサーを使えばOH-6より偵察力があるし、なにより「滞空時間」が比較にならない。したがって燃費がずっと良いので大蔵省もニッコリだ。
 日本のような領域面積の広い群島国家で、海自はともかく、陸自は、攻撃ヘリなんかに頼っていたらダメだったのだ。輸送はチヌークでいい。
 AH-1も将来はアヴェンジャーで更新できるはずである。したがってAH乗りを順次、「スーパーツカノ」乗りに配転しても構わぬはず。
 AHは、フルダギャップで露軍相手に使えばたいそう有効だったが、島嶼防衛のパフォーマンスは「武装セスナ」にも劣る。脚が短すぎるのだ。
 陸自の航空科は、軽快固定翼機部隊に、生まれ変わるべし。
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 David Grossman 記者による2018-11-17記事「The Entire Russian Military Will Be Trained in Anti-Drone Tactics」。
       2018-1にシリアにある露軍の基地(空軍基地×1、海軍基地×1)に自爆ドローンが複数襲来した(海軍基地には3機という)。
 露軍はそのうち7機をSAMで撃墜した。
 ロシア国防相によるとドローンは100km先から発進したものという。
 ドローンはラジコンエンジンと材木の、いかにも手製工芸品であった。固定翼機型。
 ※しかし100km飛行する。マルチコプター型ではこうはいかない。
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 Avery Thompson 記者による2018-11-16記事「Russia Might Actually Build a Nuclear-Powered Rocket」。
  
 核動力ロケットには2つのコンセプトがあった。
 ひとつは、ロケット後方で小型の核爆発を起こしながら進むというもの。
 もうひとつは、リアクターの高熱を利用するもの。高熱で水素を膨脹させて推力とするのだ。
 米国ではこの計画は1972にキャンセルされている。
 その放棄されたコンセプトをロシア企業が復活させる気である。
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 Kyle Mizokami 記者による2018-11-16記事「Drones Are Looking for the Lost Sub That Disappeared One Year Ago」。
    このたび発見されたアルゼンチンの潜水艦。
 同国が3隻もっているうちの1隻だった。
 最後の報告電は、シュノーケルから浸水し、バッテリーが火災を起こしたというものだった。
 米国は全世界で「核爆発の音」を聴いている。そのセンサーに、海中の爆発音が捉えられた。2017-11-15のこと。
 自力で沈没位置を確認できなかったアルゼンチンは、米国の民間企業「オーシャン・インフィニティ」に捜索を依頼していた。
 同社は洋上補給船『シーベッド・コンストラクター』を出動させ、そこから5機の自律行動UUVを放ち、このたび、沈船を発見した。
 ホンモノと確認されるまで、同社は何度も、海底のさまざまな物体を潜水艦と誤認したという。
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 Sam Blum 記者による2018-11-17記事「Facebook Files Patent For Technology That Can Identify Your Family Based on Photos」。
       個人ではなく、世帯(同じ家屋を共有する者全員)を対象とする最も的確な広告を打つため、フェイスブックやインスタグラムに投稿されたプロファイル写真からAIが家族について推理する。そのアルゴリズムの特許をフェイスブックが5月に登記し、このたび公表された。
 ひとりの男が投稿した写真に他の女がいっしょに写っていたら?
 そういう証拠を手広くサイト横断的に拾い集めて結合させていくと、遂にはAIは、その男の同居家族構成を、ぜんぶ正確に言い当てることができるようになる。AIは、画像と、書き込まれたキャプションの、両方を結合させて行くのだ。
 ※動画に一瞬写っただけのモブ。それらもAIでサイト横断的に統合して行けば、全国民の人間関係・家族関係・友人関係が、大手プラットフォーム会社には、把握できるようになる。もはや国家が「住民台帳」を管理しなくてもよくなるのかも? 独裁国家には朗報だね。
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  David Hambling 記者による2018-11-15記事「The Secret History of Plasma Weapons」。
 超短切パルスレーザー。SCUPLS。
  非リーサルで群集を斥けることができる半導体レーザーだ。
 レーザーが対象物の表皮を蒸発させると、そこに超過熱ガス球体「プラスマ」ができる。
 このプラスマは、ひきつづいて到来するレーザー光に対しては防御シールドのように作用する。だからレーザー兵器は連続光よりも、パルスにするのがよい。
 旧来、探求されていた高威力のケミカル・レーザーは、重水と、腐蝕性の高い弗素を燃焼させて得る。危険なものである。
 研究者の発見。レーザーのプラスマは、動物の表皮の神経に、直接に電磁ショックを注ぎ入れ、麻痺させる作用がある。
 パルスを適宜に調節すると、ノーシセプター=神経の侵害センサーを最大にアクティヴェイトすることができる。この結果、実害がゼロでありながら、マックスの痛覚を、対象者に与えることができるという。
 ということは、拷問器具としては理想的。とうぜんにそれは開発者たちによって懸念されている。
 このレーザー・プラスマを使うと、中空で空気を連続発光させて、あたかも照明弾が連発したような「光のスクリーン」を構成することもできる。
 また、この光線を、検問所に突っ込んでくる自動車のフロントウインドウに照射すれば、ガラスの表面で連続して激光がフラッシュするので、ドライバーはとても目視運転は続けられない。
 プラスマがはじけたときの光は、近くでは眼に有害な強度である。
  ※ということは低速無人機の自衛用の「尾銃」になるじゃないか。
 いちおう、ヒトの彩虹に対しては無害な波長を使うとしているが……。