Minnie Chan 記者による2018-11-27記事「Trade tensions with the United States blow hole in budget for China’s newest aircraft carrier」。
殲15が艦上機としてはダメだと認識されていて、あたらしい艦上戦闘機の開発がスタートしている。
殲15は2016年に3ヵ月間、飛行禁止された。クラッシュ事故があって。
WS-10Hという殲15用の新エンジンも、寿命が短すぎる。
その理由は、タービン技術。
F/A-18 スーパーホーネットのエンジン「GE F414」の寿命は4000飛行時間である。それに対して中共はWS-10の寿命を800時間から1500時間に延ばそうと格闘しているところ。
寿命が短いので、機体の数よりもはるかに多数のエンジンを準備しなければならない。エンジンは1基が数百万元するので、軍には負担である。
※すでに船台にキールが載っている空母の建造を意味も無く遅れさせれば人件費負担が雪ダルマ式に膨らみ造船所は大不利益を蒙ってしまう。習近平の意向で、トランプに会う前は口先宣伝上、工事を遅らせていることにしろという話なのか、資金ショートが起きているのか、そのどちらかにすぎまい。空母のエンジンだって、じつは完成しちゃいまい。
次。
Mike Yeo 記者による記事「Japan at a crossroads: What’s keeping its defense industry from growing?」。
日本の防衛省は40機のC-2を欲しているが、2016いらいこれまで発注されたのは7機のみ。このため1機あたり2億100万ドルという箆棒な値札がつけられている。ちなみに次年度には2機だけ生産される。
※2017年に米国はレバノン陸軍のためにスーパーツカノA-29×6機を2億400万ドルで調達した。6機で1個スコードロンである。3個スコードロンを陸自のAH部隊の代わりに九州に展開させるだけで尖閣防衛は24/365磐石になるし、対韓国有事にも不安がなくなる。竹島が陸自の制空圏内に入るのだ。ツカノは離陸前の準備にたったの10分しかかからない。そして不整地を滑走路代わりに使える。地震や噴火があっても確実に疎開してしまえるのだ。中共には国産のターボプロップエンジンがひとつもないので、ツカノの航続力・滞空時間には技術的に対抗できる見通しが立たぬ。零戦は航続力で勝利した。隼が揃うまでは陸軍はマレー半島上陸援護の手がなかった。何も変わっちゃいない。国会議員がちゃんと仕事をすることを望む。ちなみにツカノとはチョコボールのマスコットのオオハシ鳥のこと也。「キョロちゃん」だね。
今年前半、財務省は、C-2の代わりにもっと安価なオフザシェルフの輸送機をどっかから輸入しろよ、と防衛省に提案した。
※痛いところを衝かれたな。戦略輸送の役には立たないが、民間も買っている「セスナ208(U-27)」も優れモノだ。沖縄からサイパンまで飛べる。マニラからシンガポールへも。不整地へも降りられる。9名を運べるから特殊部隊を降下もさせられる。陸自の駐屯地から直接に発進すれば竹島上の敵は気付きゃしない。戦略輸送は、半官半民の「空輸会社」を別に作って、そこにやらせりゃいいんだよ。この発想が出てこないのが、日本の大企業と官庁の「戦前頭」たちなんだ。
記者いわく。C-2を開発するときに日本政府が輸出を意識したとは思えない。そこにはSTOL性の要求がなかった。たとえばニュージーランドは、戦略空輸と戦術空輸を1機種で兼ねられるような商品を探しているのだけれども、このC-2ではダメだ。
※C-2の着陸距離のデータが得られないが、離陸滑走は1000mあればどうにかなるようだ。空荷なら500m? この記者は安全係数をとった公表値である離陸2300m、着陸2400mを鵜呑みにしているのか。だがそんなに離れ小島への輸送が喫緊の問題であるのならば、ニュージーランドこそ「US-2」を買えばいいじゃないか? 日本はFTAをNZと結び、その見返りにNZ製畜産品は無税で無制限に輸入すると言えばいい。これこそ消費税で安倍政権がぶっ倒れる未来を回避する数少ない道だと思うぞ。どれだけ庶民が助かるよ?