隠せなくなってきたメイドインチャイナ・エンジンの根本弱点。

 ストラテジーペイジの2018-11-28記事。
    中共が重さ150kgのロイタリング・ミサイル「CM-501XA」を発表した。
 発射後、戦場の上空を30分間旋回して、標的を探し、突入自爆する。
 ミサイル9発入りの「箱」を中型トラックに搭載して、運用する。箱のまま、長期貯蔵できる。
 次。
 Dan Goure 記者による記事「As defense budgets tighten, a new engine is critical to US Army aviation’s future」。
      米陸軍は、ブラックホークとアパッチ、合わせて2000機以上を運用しているが、どちらも、更新期にさしかかっておる。
 次期ヘリ「FVL」の性能のカギも、エンジンだ。
 GE、ATEC、ハネウェル&ウィットニー連合が、それぞれに、次のヘリ用エンジンの開発を始めている。
 ガスタービンエンジンは従来、入り口の低圧縮タービンと、奧の高圧縮タービンを同じ回転速度で回す必要があった。1個の回転軸に共に結合されているため、とうぜんにそうなる。
 しかしこれはかならずしも効率面で理想的ではなかった。
 そこで、タービンの軸を同芯の二重管構造として、低圧タービンはゆっくり回し、高圧タービンは、独立の任意スピードで速く回せるようにしようじゃないかというのが、デュアル・スプール・エンジンだ。
 ブラックホークとアパッチは同じエンジンを搭載している。「T700」という。もちろん、シングル・スプールのエンジンだ。
 GEは、次期陸軍ヘリ用のエンジンを、オーソドックスなシングル・スプール型のままで追求せんとす。
 だがこの型の改善は、もはや限度に近づいている。「収穫逓減」の壁に当たっているからだ。
 デュアル・スプールに挑もうというのはATECだ。低圧段と高圧段、それれぞれのファンの回転速度を互いに独立に理想的に調節しながら運転できるようにする。
 燃費効率の革命につながるはずだ。
 ちなみにエイブラムズ戦車のガスタービンエンジンもATECの関連企業。
 ※ロールズロイス社はトリプル・スプールをすでに手がけている。この技術は、ひとりヘリコプターのターボシャフトエンジンにだけ関係するものではない。もしM1戦車用のガスタービンが同じ重量で2000馬力を超え、しかも燃費がディーゼルに近づいたら? それがターボプロップに応用されれば、航空機の「航続距離革命」が起きる。ターボファンの3倍以上の好燃費で、亜音速空戦力もあり、だ。「プロペラ戦闘機」が復活してしまうではないか。この意味でもスーパーツカノの未来は輝いているのである。
 ※中国でエンジン技術がいっこうに育たないのは、そのプロ技師となっても「一代で富豪に成り上がる」ことはできないからである。有能なシナ人だったらどうしてそんな損な道を往く必要があるのか? 誰もが「ジャック・マー」になりたがっているのが中国だ。しかるにエンジン開発で一代にして富豪になれた者など、世界のどこにもいない。ルドルフ・ディーゼルは入水自殺した。組織が何世代もかけて地道に改良を続けるしかない世界なのだ。だからこれは「能ある」中国人には、いちばん、向いてない業種である。さりとて、外国の既存メーカー(三菱自やトヨタ)から1名のロートルを引き抜いても、製品は再現できない。製造もまた、「集団技」になっているので、集団まるごと引き抜くしかない。ところがその集団たるや小集団ではない。下請けも含めた茫洋巨大集団だ。能あるシナ人として、どうしてそんな集団の一部品として一生を終えるなどという物語が受忍できようか。先輩からノウハウを伝承されて秘密を守り、後輩へ伝えるなんてことを やっておらりょうか。一代で成り上がれないのなら、彼らは他へ行くのだ。というわけで中共空軍の新ステルス爆撃機は、殲20と同様、永久にプロトタイプしか完成はできない。国産の高性能エンジンを量産できないからだ。米空軍はそれをよく知っているはずなのに、「中国空軍は大脅威だ」「対抗するため新有人戦闘機と新有人爆撃機を大量調達しなければ」と煽り立てる。非常に道徳的にいかがわしい。だから「宇宙軍(=無人軍)」の分離独立によって予算権力を引き剥がされる。詳しくは来月の新刊で!