「マウンテンライオン」といわれましても……。山猫だろ?

 Brian Metzler 記者による2019-2-14記事「Trail Runner Who Killed a Mountain Lion With His Bare Hands Speaks for the First Time」
      わたしがチャック・ノリスではないと知ってがっかりした人はいますか?
 2-4にコロラド州の山岳公園でランニング中、野生のクーガーに襲撃され、やむなく格闘の末、これを扼殺したランナーが2-14にマスコミインタビューに応じた。この件で、露出したくなかったのだが、全国区で知られてしまい、のがれられず……。
 振り向いて腕で防禦したらまずその手首を噛まれた。
 格闘するうちマウントポジションをとった。そやつの後脚を押さえつけた。 カウフマン氏は身長5フィート10インチ、体重150パウンドである。
 石と木で叩いたが、なかなか手首を離してくれない。
 しかしついにそやつの首を、みずからの片足により圧することに成功。チョークが効いた。
 そやつが口を開けて動かなくなるまでには数分を要した。
 病院へ行き、20針縫った。顔面と手首を。
 公園管理官が後ほどクーガーの屍体を確認。幼獣で90ポンド前後。
 カウフマンもこれが成獣でないと分かっており、いつ母親が現れるかと気が気ではなかった。
 カウフマンは5年前からこの近くに居住する。
 事件のあったコースは、マウンテンバイクで通ったことはあるが、走ったのは当日が初であった。6月にコロラドで開催の50kmマラソンのために鍛えようとしていた。
 コロラド州ではクーガーを見ることは稀である。ボールダー辺りも含めて。
 公園管理官氏自身もクーガーだけは見たことがないという。これは彼らが通常は人の目から隠れようとしていることを意味する。
 このたび公園当局はカメラを仕掛け、餌罠によって2匹の幼獣を捕らえたが、調査後にリリースした。母獣はかからなかった。
 同州内でクーガーのために人が殺されたケースは過去30年に2回ある。一人はハイキング中の10歳の少年で1997。一人はランナーで1991。
 しかし、今回の事件により当公園でランナーが規制されるようなことは一切ない。
 ※数十年前に『リーダーズダイジェスト』誌で、ピューマかクーガーか大山猫に襲われながら逆に絞殺したという米国男の話を読んだ記憶あり。体重のある者だったので、上から胸を圧しているうちに敵は弱り、窒息死したという。それもやはり幼獣だったのではないか。その記事には幼獣だとは示唆されていなかったが。たしかヴィスコンティ映画ではシチリアの古い貴族が「山猫」に喩えられていたな。欧州にもいたってこと?
 次。ストラテジーペイジの2019-2-16記事。
    核空母『フォード』の2017の公試運転中、EMALS、すなわち電磁カタパルトを徹底的に試したが、スチーム式より人手はかかるし航空機には余計なストレスがかかるしで、良いことが何もなかった。4台のカタパルトのうち3台は、終始、使えなかった。
 空母の実戦航海中、ひとつかふたつのカタパルトが故障してメンテナンスが必要になっても、のこりふたつは問題なく使えるようでなくてはいけない。
 ところがなぜか『フォード』級のEMALSはそれができるようになっていない。
 リペアをするためには、全システムをオフにする必要があって、かろうじて使える1つのカタパルトも使えなくなってしまう。
 だから、残り3基はリペアもせずに航海中、ずっと放置するしかない。これでは話にならない。
 ※発想を転換しよう。「電磁カタパルト」や「電磁ウォータージェット」ができるのならば、「電磁送風機」だってできるはずじゃないか。ダイソンだよ。フライトデッキの床面に、ビニールハウス内の散水パイプのような、小穴のたくさん開いたパイプを無数に横通させておき、艦首の鯨口から取り入れたエアを電磁的に加速して斜め後方へ噴出せしめる。これにて、本艦が風上に向かって30ノットを出しているのと同じ風圧を、碇泊状態でも甲板上層数mの厚さで創り出せるはずだ。小穴のひとつひとつをきめ細かく調節してやれば航空機もずっこけない。それどころか、運動会の大玉送りのように、「かわった」直後の小穴は空気噴射方向をこんどは艦首寄りへ転回させて「押し出す」こともできるはず。発進前には、アレスティングフックを艦の甲板側からも伸ばしてクラッチ結合しておく。それによってスタート寸前のごく短時間、タメをつくってやればいい。
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 Kyle Mizokami 記者による2019-2-13記事「Nearly a Dozen Russian Jets Practiced an Attack on a Norwegian Radar Base」。
        2018-2にロシア空軍は、ノルウェーのレーダー基地を一斉空襲する挑発的な演習を実施していたことが、1年してNATOから漏れ聞こえてきた。
 11機のスホイ24が実施した。
 離陸はモンシェゴリスク基地。経路はバレンツ海。目標はヴァルド。そこには、衛星追跡用の「GLOBUS-II」レーダーがある。 ※露軍のSLBM実験を追跡するセンサー類もあるはず。
 フェンサーはノルウェー領空直前で一斉Uターンした。
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 Sam Blum 記者による2019-2-15記事「Rogue Drone Sighting Shut Down All Fights at Dubai International」。
        ドゥバイ空港がやられた。たった30分だが、ドローンの出現のため、全機の離発着が止められた。
 ドゥバイ空港の規模は、世界の第三位である。
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 Brian Silvestro記者による2019-2-16記事「Here’s Why Cars Use Both Port and Direct Injection」。
     なぜ最新自動車のエンジンに、インジェクションだけでなくポートも残っているのか?
 低速回転時にはそれが効率的だからである。
 かたや直噴は、高回転時にノッキングを予防できる。
 ※イイことを考えた。後輪の駆動はモーター(左右別々)のみでさせることにして、前エンジンから後輪まで床下を縦貫するメカニカルパワートレインをなくしてしまえば、4WD車を最も軽量化できるのではないのか。通常モードでは、発進時や泥濘地脱出など、ローギアの状態のときにだけ、後輪独立モーターへ通電することにしておけば、高速巡航時は「FF+うしろ回生ブレーキ」の組み合わせとなり、マイルドハイブリッドが低廉コストで実現するだろう。
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 JOHN VANDIVER 記者による2019-2-17記事「Trump warns Europe he will free ISIS fighters if allies won’t prosecute them」。
     トランプ氏のツイート。
 米軍はシリア内でIS捕虜を800人以上、拘束している。このたびシリア北部を去るにあたり、この800人を英仏独が裁くようにトランプは要求する。もし英独仏がそれをしないならば、この800人は解き放つ。
 これらのIS戦闘員は皆、欧州から馳せ参じた連中なので、欧州こそが取り締まるべき責任がある。
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 Gary Dell’Abate 記者による2019-2-12記事「The Bose Augmented-Reality Sunglasses Are Awesome」。
        スピーカーメーカーのBose社が、音の鳴るサングラスを開発した。
 売価199ドル。試聴した人いわく、これはイイ! たとえばレイバンのサングラスはそれだけで250ドル以上するものである。そして音は出ない。
 本商品の音は、眼鏡の蔓から発せられる。
 なのに、聴こえるのはそれをかけた本人だけで、周囲の人たちには、聴こえない。
 右側のコメカミ部分にタッチすれば一時停止。再タッチすると、再生を再開。※パーソンオブインタレストかよ。
 このサウンドグラサンを再生したまま携帯電話をかけても、相手側は特段、そのBGMを騒音とは感じない。
  ※JBLとかマランツとか昔あったメーカーはどこに行ったのだろう。70年代後半にはボーズなんて聞いたことはなかったぞ。……と、『ナイスガイズ』の録画を視聴しながら思うたのさ。