米国用の巨大レーダーは、北海道は無理だな。

 北本連系線の増設話が遅々としたペースでしか進んでいない。この増強が必要だということは東日本大震災の当時から力説したが、ようやく政府が動いたのは2018地震でブラックアウトが起きた後だった。
 この種のインフラ・プロジェクトは、計画の始動が遅かったら、あとからどんなに急がせたってダメだ。初動の不明が、末代祟るのだ。
 電力インフラに不安要素の大きい北海道では、巨大レーダーサイトは専用発電施設とコミで建設するしかない。
 たぶんそれは北本連系の充実をまつのと同じくらい時間を喰う話になる。
 だったらいっそ、南鳥島(東京都)に建設するというのはどうだ?
 ロケーションは、ハワイと経ヶ岬とグァムの中間だ。
 設備一式は船で米国から持ち込める。
 建設ハンタイを叫ぶ住民はいない。
 とりあえず発電所はフローティング式にして繋留したっていいのだ。
 どうせ発電所と港湾の建設が必要になる。離島の開発に日本政府が出資するのに反対する日本人はいない。
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 Mandy Mayfield 記者による2019-3-12記事「JUST IN: Marine Corps Aims to Buy Reaper Drones in 2020」。
     トランプ政権のFY2020要求で、海兵隊用に「MQ-9 リーパー」を3機、調達したがっていることが判明した。この予算要求案は3-12に公表された。
 3機のためのコストは7700万ドル。
 海兵隊はこれまでリーパー級の大きさのUAVを運用したことはない。
 海兵隊は前年度はF-35Bを22機要求したが、FY2020では10機に減らしている。
 CH-53Kキングスタリオンは6機要求。その総額10億ドル強。E型を更新する。
 8輪の水陸両用装甲車は56両要求。総額3億1800万ドル。
 JLTV×1398両。総額5億5800万ドル。これはFY2019より6.8%少ない要求。