ストラテジーペイジの2019-4-14記事。
3-27のインドのASATデモは、重さ19トンの三段ミサイルによって、高度280kmの標的衛星にヘッドオンで衝突させた。
生じた破片は、爾後、数ヶ月をかけて逐次に大気圏内に落下して燃え尽きる。
※このデブリの燃え残りがF-35に命中する確率は、ロシアによるハッキングの確率よりは小さいだろうと思われる。
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Mate Petrany 記者による2019-4-8記事「This Cute Van Is Dead After 35 Years In Production」。
インドのマルティ・スズキ社製の「オムニ」がついに生産を打ち切る。1979登場のスズキの「キャリー」を1984に国産化した超ロングセラーだったが、いくつかの新規制に適合しないので。
エンジンは800cc.である。
4月1日から、インドで売られる新車にはABSが必須になった。
7月からは、ドライバー席のエアバッグも「必装」となる。
さらに10月からは、衝突安全基準が厳しくなる予定。
「オムニ」は、インドとパキスタンでは、救急車や8人乗りタクシーとして市場を席捲してきた。およそ1600万台も売れたのだ。
マルティ・スズキは、1999年型キャリーをベースにしたワンボックスの「Eeco」を後釜に据えて行く。
※スズキはインドでもっといろいろな実験ができたはずなのにチャンスを無駄にしたと思う。その実験とは、老人用の「小特」(小型特殊自動車)だ。時速15kmしか出せないマイクロ・ヴィークルで、どれくらいのことができるのか? 低速専用の電動バイクで大きな荷車を牽引したら、どのくらいのことが可能なのか? 無規制市場のインドで得られたデータをまず日本市場に、ついで中共市場に、応用できたかもしれなかった。惜しい惜しい。
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Daisy Hernandez 記者による2019-4-14記事「This Is Why You Should Always Pack a LifeStraw」。
通販で20ドルで売られている商品「ライフストロー」が、二人組のハイカーを加州サンベルナルディノ郡の山の中で5日間健康に生存させたという。
この濾過装置は水筒よりも小さい。フィルターは、最初の交換までに、総計1000ガロンの水を濾過できる。
濾過はドリップ式ではなく、吸い上げ式。地面の溜まり水を口で吸い上げればいい。
※この記事を読んで誰もが変だと感ずるであろうこと。5日目の夜に二つの滝の間の谷間で焚き火をしているのが有人飛行機から発見されたという話なのだが、だったら川水をいくらでも得られたはず。滞留水しかなかったとしても、まずそれを煮沸すれば雑菌も死ぬので、濾過器具よりも安全じゃないのかと。どうもステマが疑われる。しかしこういう商品もあるのだという知識は陸自にとって有益だろう。