ブラジル大使館はこの説得的な新刊を大量に買って関係方面へ宣伝用に配ったらいいでしょう!

  Todd South 記者による記事「The Hellfire missile replacement is coming soon to the pilots’ arsenal」。
       統合空対地ミサイルJAGMの生産(ロックマート社)がだんだんに本格化する。
 JAGMは、現有のヘルファイア、TOW、マヴェリックをリプレイスするもので、AH-64でも、AH-1Zでも、各種の無人機でも、それを発射できる。
 射程は長くなるので有人の母機は今よりも安全になる。
 しかし有線誘導をしないので、ロシア軍のECMで無力化されないようなECCM能力を付与できなくてはならない。
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 CAITLIN DOORNBOS 記者による2019-4-15記事「Coast Guard cutter stops in Hong Kong weeks after sailing Taiwan Strait」。
     米沿岸警備隊の巡視船『バーソルフ』は日曜日に香港に寄港した。米コーストガード船の同地訪問は、17年ぶり。
 香港は台湾海峡より335海里。
 この海峡を『バーソルフ』は、駆逐艦『カーティス・ウィルバー』とともに、3月24日から25日にかけ、通過してきた。このような通峡デモは過去半年内において五度目である。
 『バーソルフ』の指揮官はドリスコル大佐である。
 ※こんどの新刊の『日韓戦争を自衛隊はどう戦うか』は、わが海上保安庁の関係者と政策プランナーの人達にこそ是非とも読んで貰いたい。海保と陸自は航空装備において融合できるからである。
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 ストラテジーペイジの2019-4-15記事。
    イスラエルがガザ地区のフェンスで使っている非殺傷武器の詳細。
 LPG〔液化石油ガスと思うが原文には液化天然ガスとあり〕を「砲身」内で毎分60~100回、爆発させることによって、連続的なソニックブームを発生させ、暴徒を追い散らす。
 この衝撃音圧は毎秒2000mで前へ進む。音圧は300ミリセコンドの間、保たれる。
 12kgボンベ〔たぶんプロパン〕の内容ガスで、5000回のバーストを発生させることができる。
 暴徒の耳に対して顕著に効果が期待できる距離は50mまでである。
 しかしヤワな群集であれば、100m先であっても追い散らす効果がある。
 注意事項。10m以下では、この「衝撃波」は致死的たり得る。
 両手で耳を覆っても、痛めつけ効果はゼロにはならない。なので、暴徒の中の誰がいちばん戦闘的な奴か、これによって見分けがつけられる。ハンパな群集は逃げ散り、あとには、意志堅固な中核分子だけが残る。
 この装置、耕作地の「鳥追い」用のトッカンから発想された。その発達型なのである。
 車載式だが、「曲がり砲身」をとりつければ、街角の見えぬ側方に対しても、自在に音波攻撃ができる。
 ※この装置を小型化しよう。その「筒先」を小川に突っ込み、川底の魚を麻痺させて浮かび上がらせられる道具として。それがあれば、ガダルカナル島のようなジャングルの中でも部隊がサバイバルできるはず。ガス爆発利用がよくなければ、圧搾空気とメカニカル機構だけで、対魚類用の音圧を発生させられるのではないか。それが完成すれば、次は、サメ避けの携帯デバイスになる。海に堕ちたパイロットの命を救えるかもしれない。それが完成すれば、次は、漁師が釣り上げたマグロ/カジキにギャフを刺さずとも音圧だけで気絶させられるようにもなるだろう。商品価値が上がるではないか。
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 「arXiv」の2019-4-12記事「A new kind of metasurface uses the sun to clear foggy screens」。
  ナノ構造ながらも頑丈な「塗膜」によって、自動車のフロントガラスに「メタ・サーフィス」をつくると、それが日光を吸収して表面温度を10度も高めるので、結露しにくくなり、且つ、表面からの水の蒸発率は向上し、ガラスが曇らない――という発明。
 ただし熱源として太陽光線が必要なので、夜は使えず、トンネル内でも役立たず、屋内の風呂場の眼鏡の曇り止めにも、いまのところは使えない。
 だが、ここからいろいろな工夫ができるであろう。
 ※曇り取りならば窓を開ければいいだけの話だ。どうにもならんのが、寒冷地の早朝の霜。全先進国軍隊が待っている発明は、霜をなんとかする算段だよ。ちなみにわたしは昨シーズンひとつの発見をした。「冬用ワイパー」なんて、買う必要はなかったのだ。夏用だけで、問題なく乗り切れた。
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 Connie Lee 記者による2019-4-12記事「Army Looks to Replace RQ-7 Shadow」。
     米陸軍は、「RQ-7シャドウ」の後継機を模索している。
 シャドウのメーカーは、テクストロン・システムズ。
 後継機に求められている条件は、音がシャドウよりも静かであること、滑走路に依存せずに運用し得ること(RQ-7は空気カタパルト発進)、CH-47チヌークで運搬ができること。
 後継の候補は2つに絞られている。マーティンUAV社(テキサス州)と、テクストロンAAI社(メリーランド州)。
 後継機種は2022年春までは決まらないし、開発も2023までかかる。したがって陸軍はシャドウを2030年代前半まで使い続けるだろう。