「パニック・ブレーキ」の新設が必要だ。

 日本国内に高齢者が増える一方という長期趨勢に行政として対策するには、おもいきって「小特」(時速15kmしか出せない、座席付き自走耕耘機みたいなもん)本位の市街地道路整備をするしかないぞという話をわたしゃ2009年の『自衛隊無人化計画』いらいずっとしているのだが、いっこうに要路者にヤル気がないため、どんどん事故が増えてしまっている。
 大手自動車メーカーの都合ばかり忖度していやがるから、とうとう、公道が住民にとって、すこぶる危険な場所になってしまった。
 誰でもこんな結果は予測できた。
 もはや言い訳無用の失政なのである。
 当座、どうすればよいか?
 自動車のフット・ブレーキ列の、最も左端に、もうひとつのブレーキペダルを増設させる。その「踏み面」は、じゅうぶんに広くする。
 「フライバイワイヤ」と同じスイッチ構造にし、弱い力でも奧まで踏み込むことができるようにし、しかしながら、踏み込まれた時点で、ソレノイドによる全輪全力ブレーキング、燃料噴射の中断、トルクリレーの遮断もしくはギアダウンが瞬時に行なわれる如くする。すなわち「パニック・ブレーキ」だ。
 マニュアルシフト車等については、ハンドブレーキ(サイドブレーキ)を改造する。もし走行中にハンドブレーキを引けば、それも「パニック・ブレーキ」モードとなり、「フライバイワイヤ」式にソレノイドで全輪に全力ブレーキがかかって、かつまた燃料噴射の中断、トルクリレーの遮断もしくはギアダウンも、なされるようにする。
 当座はこれで凌ぐしかない。
 そして中~長期的には、後期高齢者に毎年の運動神経テストを課すこととし、一定水準より低下した者には爾後は「小特」級よりも低速な乗り物の運転しか許可しないようにする。
 同時に念を入れて、「小特」の正当な運行を危険にさらす他車両の運転者の行為は罰する。
 これでちったあ街路も安全になるだらふ。