Avery Thompson 記者による2019-5-6記事「Watch Concrete Blow Up When Heated (and See Why It Happens)」。
コンクリートは、強く、安価で、適用が広く、長持ちする。古代ローマ人が多用したのも尤もだった。
しかし、「高熱を受けると自爆し崩壊する」という短所が、これまで克服されていなかった。
スイスとフランスの研究者はこのたび、コンクリートが数百度に熱せられて自爆崩壊するありさまを、中性子断層写真で立体的に記録した。
それを検分した結果、セメントに封入されていた水が蒸気になって内圧を上昇させていることがわかった。
多孔性ではない高機能コンクリートは、内部蒸気の逃げ路が塞がれている。だから爆発してしまうのである。
そうとわかれば、あとの課題は、セメントから逃げ出す水蒸気の路を塞がないようにし得る添加物の開発だけだ。
※珪藻土構造にしてはダメなのか? 黴だらけになるとか?