ノルウェーの船の検分はどうなったんだ?

 DAN LAMOTHE 記者による2019-6-22記事「The US outguns Iran, but it faces painful realities in the event of a war」。
      トランプが攻撃開始を止めさせたのは、空母『エイブラハム・リンカン』の艦上機〔つまりはF/A-18 スーパーホーネット〕と、随伴の駆逐艦『ベインブリッジ』および巡洋艦『レイテ・ガルフ』搭載のトマホーク・ミサイルであったらしい。
 イランの一線防空ミサイルであるS-300は高度15マイルまで届く。
 ※第五艦隊からの攻撃を中止させたとイランに知らせることでトランプは何がしたいのか? それは「だったら早く米艦を攻撃せねば」とイラン革命防衛隊に思わせて、直接的な、米海軍艦艇に対する攻撃を、誘いかけることにある。相手に先に攻撃の手を出させて「アグレッサーはイランだ」と世界に分からせてから戦争を始めないと、パリ不戦条約ならびに国際聯盟規約以降の現代世界においては、大義名分がついてこない。ここが永久に理解できない頭脳の持主が、戦前の東條内閣および戦後の馬鹿保守どもなのである。北鮮政府やイラン政府すら、ここがしっかり理解できているというのに……。もちろんトランプ本人もイランとの戦争が必要であることは分かっている。なぜならイランが核武装すると、その日を以てイスラエルが存続不可能になるからだ。日本と違って国土が狭すぎ、1発の原爆の地表爆発でも、北部大都市域に人が住めなくなってしまう。イスラエル人は死後の世界は信じていないので、イランが行動を起こす前に、とっとと国民がイスラエル国外への逃散を始め、イスラエルという国家は自然消滅してしまうだろう。これを止める方法は、米国がイランと戦争状態を開始する他にないのだ。