明日発売の『別冊WiLL』の記事。

 じつは私の電子メールの具合がおかしくて、同誌編集部からのメールを今も受信できない。こっちからは通じるのだが……。
 これが分かったときはもう手遅れのタイミングだった。
 という次第で、この記事、著者校正を一回もしてないまま、編集部がちょこちょこ手直しした文章がそのまんま載ってしまっている。
 まあ、たいがいのところは読者諸賢が適宜に脳内変換してくだされば、じゅうぶんに楽しめるものと信じられる。
 しかし下記の3箇所だけは、ここで修正しておいた方が親切だろう。
○107頁 下段 13行目
 「玄武」
  ↓
 「玄武2C」
   ※これは略して欲しくなかった。
○110頁 中段 9行目
 (情報・通信・
  ↓
 (情報・監視・
   ※これはモトゲンで間違ったので直すつもりで待機をしていた。
○111頁 中段 うしろから6行目
 カバー・ストーリー
  ↓
 カバーアップ・ストーリー
   ※たった一語でえらい違いが生じる。原文を尊重して欲しかった。
 この他、ミッションコンピュータ関係の解説がおおむねカットされたので、何を言っているのかよくわからないんじゃないかと思われる部分もあるが、まあ、どれほど詳しく解説しても話が伝わらぬ人は最後まで残るものなので、そこは割り切りだ。過去のわたしの単行本で情報を補って欲しい。
 長い記事なのにゲラ直し一切無しで編集部にお任せの態度とは、どんだけ太っ腹の大物作家なんだ……と思われたかもしれぬ。それは……ナイナイ。
 次。
 KIM GAMEL 記者による2019-8-27記事「South Korea’s exit from intelligence-sharing pact with Japan will complicate defense, US warns」。
   米軍は韓国内には2万8500人、日本には5万4000人展開している。
 韓国紙は書いた。破棄通告は、韓国政府による対米叛乱に他ならない、と。
 日韓はGSOMIAの枠組みで29回、情報を交換した。うち7回は今年で、北鮮の武器テストに関するものだった。
 GSOMIAはどちらかの国による通告後90日で廃棄される。したがって11月になくなる。
 次。
 ストラテジーペイジの2019-8-27記事。
    中共軍はATGMを末端部隊まで支給するコストがたいへんなので、1990年代にPF98という120ミリ無反動砲を採用した。三脚架付きで、重さ6.35kgの砲弾を800m飛ばす。対人用の砲弾ならば1800m飛ぶ。
 砲弾を装填した状態で、全重は19kgに抑えられている。全長は1.7mに過ぎない。だから緊急時には肩射ちも可能である。
 対人弾でも、4センチまでの装甲は破壊できると豪語している。
 暗視照準器は輸出バージョンのオプションだが、重さが5kgも増えてしまう。
 標準装備のレーザーレンジファインダーにより、1800m先でも正確に測距できる。夜間は300mまでとなるが。
 2018年にこの無反動を1kg軽量化した「PF98A」が発表された。歩兵チームはこの無反動砲と3発分の弾薬を持って展開する。