この5年で何がタブーではなくなったのか。逆に、何がタブーになりつつあるのか。

 David Grossman 記者による2019-10-4 記事「NASA Gets Its First All-Electric Experimental Plane」。
   NASAは全電動式の航空機「X-57 Mod II」の試作機を受領し、これからテストする。9人乗り以下の都市交通手段として、レギュレーションを考える参考にする。
 原型はイタリア製の「P2006T」である。
 自重3000ポンド。そのうち860ポンドはリチウム電池の重さだ。
 高度8000フィートにて、時速172マイルで巡航できるという。
 2016年から開発されてきた。
 次。
 Eric Tegler 記者による2019-10-1記事「Bugs: A Self-Driving Car’s Worst Nightmare」。
     走行中の、ロボット運転カーのセンサーに、虫が衝突してつぶれて張り付いてしまったら、センサーは狂ってしまう。特にレーザー光走査による物体探知&測距センサーである「LIDAR」が大問題。
 これをどう解決するか。
 2017からロボット運転カーを、ピッツバーグの「アルゴAI」社といっしょに開発しているフォード。このたび、ひとつの解を出した。
 ノズルから高速の空気を、35度~40度の角度で噴出させることによって、雪、埃、虫の飛行コースをほんのわずか変えてやり、センサー鏡面にはくっつかぬようにできるという。
 「空気シールド」と称す。
 この空気の流れはまた、LIDARの冷却にも役立つという。
 それでも何かがくっついてしまった場合は、洗い流す必要がある。
 それには、欧州車がよく採用している、ヘッドライト用の洗滌システムを、参考にできるだろうという。