10円玉最強伝説。

 銅製だからね。

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 Jacob Stoil and Bethany Landeck 記者による2020-3-12記事「War in the Time of Coronavirus: To Prepare for Great-Power Conflict, Plan for Epidemics」。
     第二次大戦中、北アフリカで作戦した米軍はチフスのアウトブレークで苦しんだ。
 FDRが1942-12に「チフス委員会」を創設したほどだった。

 第二次大戦中、デング熱にかかった米兵は9万人、マラリアに罹った米兵は47万人にのぼる。

 ガダルカナル島では、第1海兵師団の三分の二が、熱帯病のため、戦闘不能に陥った。
 これで、同師団はガ島から撤退することになり、同島での作戦は停滞した。
 同師団はその後、数ヶ月も、作戦不能状態であった。

 オランダ領ニューギニアのサンサポール周辺では、最初の患者の確認から5日目にして135人の米兵がチフスに罹患。
 このため外哨拠点複数が、放棄された。米陸軍第1歩兵連隊は、まったく戦闘できなくなった。

 WWII中に地中海で作戦していた英軍の間には、肝炎が流行し、部隊内の9%の将兵が戦闘不能に。

 米兵も、1942~1945のあいだ、18万2383人が肝炎に罹った。中東戦域の米陸軍の16.7%もが入院したのである。

 第一次世界大戦では、米軍は肝炎に悩まされなかった。そのため準備が不足していた。

 ※この記事にLSCOという略語が出てくる。調べると「left-sided colonic obstruction」の略らしい。

 1943~44にナポリでチフスがアウトブレークしたのは、爆撃で衛生インフラが破壊されていたのがまず背景。 住民が防空壕で濃厚接触することで、ますます流行した。

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 Antonio Regalado 記者による2020-3-13記事「Worst-case coronavirus scenario: 214 million Americans infected, 1.7 million dead」。
    NYTの報道。米国国立疾病予防センターによる試算では、最悪の場合で、米国住民の65%が新コロにかかるかもしれない。

 240万人から、2100万人が、入院することになるかもしれない。
 死者は、20万人かもしれないし、170万人かもしれないと。

 致死率についてはWHOが、3.5%だと言っている。

 なお米国では毎年3万人が、インフルエンザによって死亡している。

 オハイオ州のマイク・ドゥエイン知事は、同州には、新コロだと診断されていないだけの罹患者が、もう10万人はいると信じられる、と述べている。

 ハーバードの伝染病研究者たちのシミュレーションでは、流行はあと1年以上、拡がり続けると予見されている。