KIM GAMEL 記者による2020-4-17記事「Contractor banned from bases in South Korea for violating quarantine by shopping at PX and commissary」。
キャンプ・ハンフリーで雇われていた米国籍の契約民間人1名。すべての在韓米軍基地への出入りを2年間禁止された。理由は、新コロに関する隔離期間命令を破って基地内の売店を利用したので。
この民間人は、新コロ陽性と判明した別な同僚と接触していたので、自己隔離に入るように指導されていた。
しかるにこの人物、その指示を無視して基地内のPX等を訪れていた。これは在韓米軍の関係者全員を危険に曝す行為である。
在韓米軍の第8軍(陸軍)によると、少なくもすでに6人の陸軍兵士が、基地外の酒場などの立ち入るべきでない場所に立ち入った咎により罰を科されている。
たとえば2人の一等兵(38度線近くの第210野戦砲兵旅団所属)は、「降等」処分+科料+文書懲戒を受けた。ソウル北方のキャンプ・ケーシーの基地城下町・東豆川市内の酒場で3-14に飲酒したので。
現時点で在韓米軍関係者の中から25人の新コロ陽性が出ている。そのうち兵隊は2名だけだが。
次。
Paul D. Kaplan 記者による2020-4-16記事「What Prior Market Crashes Can Teach Us About Navigating the Current One」。
2007年から09年におきた経済危機は「ブラック・スワン」だと言われた。過去に前例が無いため事前には誰にも予期ができなかったネガティヴ・イベント、という意味で。
ところが米国証券市場のデータを1870年代までさかのぼって巨視的にながめると、リーマンショックのような普通株の市場崩壊(株価20%以上の下落)は過去に幾度も起きていることが分かる。
ローレンス・シーゲルは「ブラック・ターキー」とこの現象を名付ける。データの中ではいつも発生しているのに、人々は意図的にそれを見ないようにする、という意味で。
市場崩壊は、毎回リカバリーされ、巨視的には、株価は右肩上がりに推移する、とデータは教えている。
過去150年で最大のクラッシュは1929に起きた大恐慌で、79%の価値が失われた。
次が2000-8から2009-2まで続いた「うしなわれた十年」。54%の価値が失われた。「ドット・コム」バブルが弾けたことがきっかけであった。
暴落直前の2000-8の株価がリカバリーされたのは、2013-5であった。12年半、かかったわけだ。
1911-6から1920-12にかけての不況では、51%の価値が失われた。これは1918のインフルエンザ・パンデミックを中に挟んでいることから、今日の我々としては、注目したい。
ごくおおざっぱに言うと、米国マーケットは9年に1回、クラッシュするもののようである。そして、下げ幅だけでなく、そこからの回復に何年かかったかで、「打撃の度合い」=「痛み指数」が違ってくる。
1929大恐慌の痛み指数を100とすると、「失われた十年」の痛み指数は85.51だが、1911~1920の長期不況の痛み指数は89.34だったと分かる。
つまり、百年前のインフルエンザは、おそるべき市場の強敵となったものの、それでも市場に与えた打撃は、1929大恐慌よりも深刻ではなかった。