恵山で行方不明の15歳少年は、海向山かその手前の456mピークに足を伸ばそうとしたのではないか? 八幡川の谷は捜索したか?

 CAITLIN DOORNBOS 記者による2020-5-17記事「USS Theodore Roosevelt begins at-sea simulation nearly two months after coronavirus outbreak sidelined the carrier」。
    グァムのバースに横付け状態の空母『T・R』が「ファスト・クルーズ」訓練に入った。
 「ファスト・クルーズ」は、碇泊状態の軍艦が、パトロール出航開始前に、各員を配置につけて、諸設備・諸機材がシステムとして正常に作動することを確かめる手順である。

 海軍がいったん上陸させた『TR』の乗組員(陰性確認済み)をあらためて乗艦させ始めたのは4月29日であった。

 5-17時点では、2900人が艦内に戻っている。総員は4800人である。
 『TR』は、全乗員の隔離明けを待つことなく、出航する予定である。

 『NYT』紙は5-1の記事で、新海軍長官代行のジェームズ・マクファーソンが、解任されたクロザー大佐を艦長に復帰させるよう提案したと報じた。しかし海軍作戦部長(=軍令部総長)の方は、その件に関しては慎重である。

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 KIM GAMEL 記者による2020-5-18記事「US Forces Korea to lift most anti-coronavirus restrictions for bases except for Seoul area」。
      在韓米軍は、ソウル圏以外では、全基地関係者に課している新コロ対策としての行動制限を緩和すると決めた。
 ただし、バー、クラブ、成人限定の諸施設については、ひきつづき、韓国全土で、オフリミットとする。

 これまで在韓米軍関係者の新コロ陽性は28人(うち現役将兵は4名)で、ほとんどは恢復している。

 緩和された区域では、レストラン、商店を利用したり、アウトドア活動に参加してもよい。ただし2mの対人距離を取れ。

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 Evan Bleier 記者による2020-5-18記事「South Korean Soccer Team Apologizes for Filling Empty Stadium With Sex Dolls」。
      韓国のプロサッカーチーム「FCソウル」は、ピッチを景気づけるため、無観客となっているワールドカップスタジアムの客席にダッチワイフを並べたことについて、後悔しているという。

 セックスドールのメーカーである「ダルコム」社製のマネキンが使われた。

 Kリーグは5月8日から無観客で開催されている。
 選手には、ピッチでの握手や唾吐き、他選手との近接交話が、禁じられている。また、得点直後の選手たちの蝟集も非推奨。

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 Derek Lowe 記者による2020-5-15記事「Good News on the Human Immune Response to the Coronavirus」。
     新コロから快癒した元患者たちのT細胞についての報告が出た。
 「スパイク」蛋白質が、「CD4」を活性化させて対新コロの免疫を獲得させるワクチンを作る際には、有望なのではないかという。

 説明しよう。
 白血球のカテゴリーのひとつ、リンパ球(リンパ細胞)。
 そこに、T細胞とかB細胞とかNK細胞とかが含まれている。
 NKは、ナチュラル・キラー。人がもともと持っている免疫武器。敵は選ばない。

 B細胞は、後天的に獲得される免疫武器。新抗原が侵入してくると、それ殺し専用にカスタムされる。

 T細胞は、サイマス(Thymus)=胸腺から出てくる。だから「T」。
 T細胞の表面の蛋白質には違いがある。それがT細胞受容体。

 T細胞の前駆物は骨髄から出てきて、胸腺に入り、胸腺内において、敵の抗原に合った独特な武器に変化して、リンパ液や血液に混じる。

 特に注目されるのが、細胞障害性(cytotoxic)のT細胞。「CD8」だとか、いろいろに略称される。

 CD8は、特定の敵ウィルスを追っかけまわすことはしない。CD8は、特定の敵ウイルスにやられてしまったじぶんの体の細胞をみつけて、それを殺す。死んだ細胞内では敵ウイルスは増殖はできなくなるので。

 CD8は、細菌細胞も同様に殺せる。またその特性を利用して、癌細胞を殺させてやろうという研究もなされているわけ。

 「TNFアルファ」だとか「インターフェロン・ガンマ」といったサイトカイン(抗腫瘍に寄与する分泌物)が、まず新顔の敵ウイルスに気付いて警報を発する。

 ついでCD8が、「細胞障害性顆粒」を放出する。T細胞がターゲットと決めた有害細胞に近接すると、この顆粒が破壊の武器になる。

 なぜ人体はそんな、まわりくどい手間隙をかけているのか? それは、細胞障害性顆粒は、ターゲット細胞の表面に孔を開け、その内部に蛋白質分解酵素を注入し、ズタズタにして殺すおそろしい能力をもっていて、その取扱いには細心の注意が必要であるからだ。

 CD8はまた、「FasL」という、ターゲット細胞殺しの武器ももっている。この武器はまた、要処刑細胞を殺しつくした後、CD8同士の間でも使われる。それによって、病気になる前のレベルにまで、CD8の数が戻るように、人体はできている。

 このほか、「Tヘルパー細胞」(別名CD4)があり、たとえばそれは、B細胞に特定の抗体を生産させたりする。

 ウィルス感染症にやられてそこから回復する過程の患者体内には、「CD8」と「CD4」が増加する。

 特定ウィルスと戦った「CD8」や「CD4」は、病気回復後も完全に消えてしまうことはない。そして、以前に侵入されたウィルスのタイプを、これらの細胞は、覚えている。

  ※1時間以上かけて読んだが、正直、この記事からは何も理解することができなかった。