リモートに慣れたら、次は気候のよい田舎探しではないか?

 Robert Burns 記者による2020-5-21記事「Quest for ‘Super-Duper’ Missiles Pits U.S. Against Key Rivals」。
    一般的定義では、ハイパーソニックミサイルとは、マッハ5以上で空中機動できるミサイルである。

 2月にホワイトハウスを訪れた州知事たちを前にトランプが語った話。米軍も従来より4~7倍速いミサイルをもっている。これは必要だ。なぜなら、ロシアもいくつか持っているから。

 米軍は2タイプを追求している。
 ひとつは、弾道弾の頭に載せて発射し、高空からグライドさせるもの。
 もうひとつは、最初から大気圏内を巡航させるもの。ラムジェット/スクラムジェットで。

 この3月19日に、グライド版の試射があった。ハワイのカウアイ島で。
 できれば、2025年より前に実戦配備したい。

 露軍はハイパーソニックに核を結合させるが、米軍のハイパーソニックはあくまで非核である。

 米国がハイパーソニック開発のために投じている予算。2017年度には8億ドル。2018年には24億ドル。2020年度は34億ドル。FY2021予算要求では36億ドル。

 連邦議会の調査部が3月に報告したところでは、中共の「東風17」はハイパーソニック兵器で、レンジが1600km~2400kmあり、今年じゅうに配備されると。

 またロシアは2010-12に、ハイパーソニックミサイル部隊がすでに実戦展開していると公表した。スピードはマッハ27。それをICBMに取り付ける開発も進んでいると。