用があって ひさびさに書店を覗いたら 人々は普通だった。

 Alla Katsnelson 記者による2020-5-20記事「Multiple clinical trials test whether NO gas can treat and prevent COVID-19」。
    電気のスパークは、空気中の窒素と酸素を結合させて、1酸化窒素を生み出す。
 1998年以降、この1酸化窒素が、呼吸困難に陥った患者の肺に好作用をもたらすことが分かってきた。

 そして今、一酸化窒素で、新コロ患者も救えるのではないかとの期待のもと、米国とカナダでテストが進められている。

 一酸化窒素ガスには、肺の中の酸素レベルを高める力がある。とすれば、機械的なヴェンティレーションの接続の必要をなくすかもしれない。

 2003年に北京の病院でSARS患者に対して1酸化窒素吸入治療を併用してみたところ、それをしない患者よりも早く肺炎症状が軽快したと。

 現在、複数の研究機関にまたがった無作為の比較トライヤル6を含む11のトライヤルが進行中。

 罹患者だけでなく、新コロ患者と向き合っている医療従事者たちが、そのシフトの初めと終わりに一酸化窒素ガスを吸入することにより、感染予防にもなるのではないかという。

 一酸化窒素はふつう、ガスタンクに入れて管理しなければならなかった。
 しかし、イリディウムとプラチナのスパークプラグを使えば、空気中から随意に所要量の一酸化窒素を作り出せるのである。これなら、ガスの価格も只同然になる。

 一酸化窒素を新生児治療に役立てようとしているザポル医師。このガス発生器を思いついたきっかけは、1980年代にNASAが雷雲中に飛行機を突っ込ませ、カミナリによって合成されるいろいろな酸化窒素のガスのサンプルをあつめている――という何かの記事を読んだことだったという。

 そして2015年にザポルは、スパークによって一酸化窒素を空気から製造できるマシンを、ポータブルなサイズにまとめる目途をつけた。

 次。
 ストラテジーペイジの2020-6-1記事。
   ビルマ政府はいまのところ、国内に228人の新コロ患者がいて、6人が新コロで病死したと認めている。
 そのほとんどが、中共から入国した者だという。
 ビルマのGDPの7%は、外国人観光客が落とすカネで、そのほとんどは中共から来ていた。だから新コロでビルマは困ったことになっている。

 ビルマは2011年以降、軍政ではなくなったが、軍が国家予算の11%を取っている。

 ※中共市場ぬきで太平洋の経済が回るように、日米豪の3ヵ国の間で何か斬新な仕組みをつくるべき時が来たように思う。