ひきこもりで痩せモードに突入。いま60瓩通過。

 Brian Kerg 記者による2020-6-2記事「Mine the Littorals and Chokepoints: Mine Warfare in Support of Sea Control」。
  記者は海兵隊少佐。
    過去125年以上、最も多数の船を損傷した兵器は、機雷である。

 南支那海に米軍の前進拠点複数を設定したら、そのあいだを機雷で結ぶ。こうすることにより機雷は侵入センサーにもなり、囲碁の布石のようにわが陣地を強化する。
 シンガポールから日本まで、機雷の「布石」で中共海軍を封じ込めることができる。囲碁のように。

 DARPAが開発させているUFPという未来機雷。空から撒いて、深い海底に数年間も待機。
 ここから、魚雷ではなく、海面上に飛び出すUAVを放つ。コマンドをうけると罐体が浮上する。
 ※これは中共軍が対米空母用に発想した兵器の一案を横取りしたものか。

 ゾディアック・ボートからUUVを使ってこっそり敵地沿岸を掃海してしまうというExMCMという戦法も海兵隊は研究しているところ。

 次。
  Lieutenant Commanders Andrew Kramer and Martin Schroeder 記者による2020-6記事「The Navy Needs a Gray-Zone Strategy」。
     グレーゾーン作戦とは、サラミ戦術とプロパガンダの合成物である。
 グレーゾーン作戦は、ゴールポストを徐々に動かす。
 そして敵が軍事反応に移るレッドラインを引き難くする。

 これに対抗するには、こっちもトリップワイヤーとなる「海外コーストガード船」を遊弋させるべきだ。
 あるいは安価なフリゲート艦にそれをさせてもいい。
 小型艦であるほど、小港に立ち寄りやすい。ヨット溜まりのようなところでもいいのである。
 小型艇であれば、一海面に同時に6隻を展開することだってできるから。