てえへんだ、底辺だ

 ストラテジーペイジの2020-6-28記事。
    5月にロシアのメディアが報じた。シリア南部にて、露軍のトラック搭載レーザー砲が、イスラエル製UAVを撃墜したと。
 イスラエル軍は否定。

 露軍公開写真から推理すると「ペレスヴェット」システムの構成は、短射程のレーザーと、長射程の無線ジャマーの組み合わせのようだ。
 米軍のLaWSを見て刺激されたのだろう。

 LaWSは2010年に米海軍が小型UAV撃墜に成功しているレーザー砲で、ソリッドステート・レーザーを6束、一点に集中する。2013年にはもっと大型のUAV〔スキャンイーグル級?〕をもっと遠距離で撃墜した。2014年には30キロワット級を軍艦に搭載できる大きさでまとめた。このレベルになるとモーターボートに対する警告射撃が十分に可能である。ボート乗員を殺傷できるレベルなので。
 距離は2kmまで有効。

 LaWSのトラッキング・マウントはKINETOという。ファランクスのマウントよりも精密に制御される。ソフトウェアはCIWSから流用。

 CIWSのソフトは2009年に更新されている。小型ボートや、浮流機雷までセンサーで探知できるようになった。

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 Daniel Uria 記者による2020-6-28記事「Trump denies report briefing about Russian bounties on U.S. troops」。
     トランプ大統領は28日のツイートにてNYT報道を否定した。同紙いわく、ロシアがタリバンに有志連合/米兵殺しを金で依頼したという情報のブリーフィングを正副大統領は事前に受けていたと。

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 Helen Lewis 記者による2020-6-26記事「The Conservative Case for Liberalizing Divorce」。
    英国で三十年ごし議論されてきた新法が通る。無瑕疵の離婚を認める。すなわち、旦那に不倫、放棄、異常癖などの理由がまったくなくとも、また、2年以上の別居の実態がなくとも、即時に。

 英国は1969年に、男の側が無瑕疵であっても女の側から離婚を申し立てられるように法改正したのだが、その場合でも2年以上の別居実態を証明する必要があった。これは難事であった。女の方は無収入である場合が多いので。

 スコットランドでは、別居実態は1年で可いということにしている。
 そしてそれによってスコットランドの離婚率は増えていない。1980年代から。