『八島』の触雷沈没公表がM38-6-1の官報であることを承知しました。皆様、ありがとうございます。

 この官報によると、巡洋艦『高砂』もM37-12-12に触雷沈没していて、それも半年間隠していたようですね。
 浮流機雷警報も官報で逐次に周知させていたとは……じつに勉強になりました。
 重ねて御礼申し上げます。

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 Loren Thompson 記者による2020-7-20記事「Potential Arms Control Violation Could Derail Pentagon’s Next-Generation Missile Defense Interceptor」。
   新START条約では、ICBMとまぎらわしい/共用のMDブースターの禁止、かつてICBM用に使われたことのあるサイロにMDを入れないこと、などが盛り込まれるはず。

 加州ではすでにミニットマン用の古いサイロがGBI用に再利用されている。これは条約署名前の既製事実だから例外とされるだろう。

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 Hope McKenney 記者による2020-7-19記事「A fishing boat docked in Dutch Harbor with 85 COVID-19 cases. Now it’s headed for Seward」。
         アリューシャン列島があるベーリング海で操業していた全長285フィートのトロール漁船『アメリカン・トライアンフ』号の船内で新コロ蔓延。119人が乗っていたうち85人が陽性と判明。今はウナラスカ島のダッチハーバーにいる。

 同船は、シアトルに本社がある「アメリカン・シーフーヅ」社の所有船。
 船内にスケトウダラの水産加工工場を持つ、最大級の航洋漁船だが、まさにその環境は「三密」そのもの。

 同社はスケソウダラ漁船×6隻を出漁させている。
 会社は、遠洋漁船に乗り組ませる男たちの事前隔離観察期間を5日に設定していた。14日ではなく。
 これが祟って、ベーリング海に出漁している漁船のうち、この会社のフネだけが、新コロに直撃された。
 会社は反省し、システムを変えるという。

 ウナラスカ島にはERのある病院がない。それは1000マイル離れたアンカレジにしかないのだ。島にたったひとつの病院は、パートタイム職員×数名によって運営されている。

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 Allison Kubo Hutchison 記者による2020-7-20記事「Fahrenheit is Good for Humans」。
    「いま、世界の国々のうちで、摂氏ではなく華氏を使っているのは、米国、バハマ、ベリーズ、ケイマン諸島、リベリアだけである。
   華氏を提案したのはダニエル・ゲイブリエル・ファランヘイトで1724年のことだった。彼は水銀温度計の考案者でもあった。

 彼が華氏0度の基準としたのは、生まれ故郷のポーランドのダンツィヒで観測できた最低気温だった。
 そして人体の体温を、華氏96度ということにした。

 その後、氷点が華氏32度、水の沸点が華氏212度ということになった。
 華氏1度の上昇は、水銀の容積が0.0001%増えることに対応していた。

 摂氏0度から100度までのあいだを、華氏表記なら、180刻みで表現する。だから華氏だと、体温を測定するときに「何度・何分」と小数点を使わずに済む。

 カナダのバンクーバーの気温は、摂氏だと寒いときはマイナス17度、暑いときはプラス27度。しかしこれを華氏で表現すれば、プラス18度からプラス80度である。プラマイの面倒がないのだ。