Bv206のような前後連結スタイルの利点は、沼地で前車が左右に大傾斜したとき、後車が踏ん張って後退して離脱できること。

 このスタイルの水陸両用型とすることにより、沈没事故のリスクも局限されるかもしれない。もちろん装甲とは両立しない。

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 JOHN VANDIVER 記者による2020-8-2記事「Eight missing service members presumed dead after amphibious vehicle accident off Calif. coast」。
      キャンプ・ペンドルトンの海兵隊のAAV7が沈没した水底は、深さ=セベラル・ハンドレッド・フィートもあって、ダイバーが探索できない。

 すぐ近くにいたAAV7が、その沈没を目撃している。この装甲車は重さが26トンもある。
 海兵隊はAAVを800両以上、保有している。

 今回の事件で救助された海兵隊員は、防弾ヴェストの上に救命胴衣も着けていた。これは他の隊員たちも同様である。訓練だったので。

 ※水陸両用AFVの水上航走は、とても燃費が悪い。だったら、燃料タンクを外装式にしたらどうだろう? アウトリガーを介して、魚雷型のタンクを両舷に外付けしてウェルデッキから発進。そして着達したらそのタンクは投棄するのだ。海上ではこの追加タンクが浮力を稼いでくれるし、横波の影響も緩和してくれるだろう。そのタンクの尾部に船外機をとりつけることもできるだろう。

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 ストラテジーペイジの2020-8-2記事。
    台湾軍保有のペトリオットの貯蔵期限(10~20年)が近づいているので、リファービッシュのついでに、バージョンを新しくしてもらう。

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 Liu Zhen 記者による2020-7-30記事「China adds turbo generators to warships to power high-energy weapons, state media says」。
     中共は、軍艦に搭載する20メガワットのターボ発電機を2018年に完成していたが、いよいよそれを軍艦に搭載し始めた。これはレーザー砲やレールガンの電源とするものである。

 この発電機は、従来の中共軍艦の起電力を4倍にするので、推進力そのものも電気モーターに変えてしまうことも可能になる。

 ちなみに米海軍の『ズムウォルト』級は、36メガワットの発電機を2基、備える。
 また英海軍の『45型』駆逐艦は、21.5メガワットの発電機を2基、据えている。それとともにディーゼル・エンジンもあり、それは2メガワット相当の出力。

 宣伝紙の『グローバルタイムズ』いわく。中共海軍の『055型』駆逐艦にこんどの発電機を載せた場合、最高速力は30ノットを超えるようになるだろう。

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 Christen McCurdy 記者による2020-8-1記事「Face transplant recipient Connie Culp dead at 57」。
     コニー・カルプは、2004年、亭主から銃撃を受け、顔面の中央を抉り取られた。
 鼻はなくなり、半盲となり、呼吸は咽喉の穴からするしかなくなった。

 クリーヴランドクリニックの医師たちは、2008年、22時間におよぶ「顔面移植手術」を施した。他人であったドナーの顔を、移植したのだ。これは米国内では初のケースだった。

 2010年に、仕上げの手術がなされた。それまでは、余りの皮膚が頬と顎からはみだして垂れているという状態だった。

 ざんねんながらカルプは2020年7月31日、死亡した。57歳であった。