すでに中共は核軍拡を急いでいるはず。なぜなら、米露から制限条約加入を強いられてしまう前に、交渉の基準点を高くしておく必要があるから。

 ストラテジーペイジの2020-9-3記事。
   インドは、93895梃の5.56mmカラカル・カービンをUAEから輸入する。代価1億1000万ドル。
 これは、古い英国設計のスターリングSMG(インドでライセンス生産していた)の更新用だ。

 ほんらいこいつはインド国産のINSASというアサルトカービンで1990年代に代替する予定だったが、それはインド政界=産業界の腐敗構造のために、大失敗に終わっていた。その計画は2015年になって漸く放棄された。

 カラカルを設計したのは、HK416やSIG516を設計したチーム。韓国もカラカルをライセンス生産している。

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 Oriana Pawlyk 記者による 2020-9-2記事「Air Force Tests New Bomb That Could Replace Controversial Cluster Munitions」。
     収束爆弾の不発弾問題を軽視していない米空軍は、クラスター弾に代わる新型の破片爆弾をテスト中。
 BLU-136 次世代エリア攻撃弾 と称する。
 全重2000ポンド。これにJDAMキットをとりつけることも、もちろんできる。その場合、名前は「GBU-31v11」に変わる。
 爆発点からの距離150フィートまでは、破片による毀害がある。

 2017年のNYTによると、実戦ではクラスター子弾の2割は不発となり、友軍にも住民にもその地域環境は危険になってしまう、と。
 しかしペンタゴンは、北鮮が脅威だからクラスター爆弾は捨てない、と言っていた。

 ジョージ・W・ブッシュ政権はクラスター子弾の不発率を1%未満にしろ、と指令していた。米軍は結局、この指令を実行できなかったのである。
 すなわち国防次官のパトリック・シャナハンが2008-12に明文化していた。2018年以降、米軍は、子弾の不発率が1%未満でないクラスター兵装を使用しない、と。

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 海保も「対機雷」のシミュレーションをしておかないと、危ない。
 2015年6月8日にアゾフ海で、ウクライナの国境警備艇が、即製機雷に艦尾をやられ、使い物にならなくなった。
 1人死亡、1人行方不明、1人負傷。

 つまり本式の機雷を大量にもっているロシアも、わざと、IED機雷をテロに使うのだ。ましていわんや特亜の手下ならば……。

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