歯肉に巣食うありふれた細菌が媒体となり癌が転移しているらしいという。『サイエンティフィックアメリカン』誌の最新寄稿。

 Davis Winkie 記者による記事「That time the Marine Corps killed a John Wayne movie」。
       1960年代なかばまで、米軍がハリウッドに徹底協力してきた歴史を調べたローレンス・スードの著書『ガッツ アンド グローリー』。それによると1954年に海兵隊は、朝鮮戦争モノの企画を、それがジョン・ウェイン主演であったにもかかわらず、お断りした。政府のイメージが悪くなってしまうと懸念したのだ。

 徹底協力の見本としては『トゥエルヴ・オクロック・ハイ』〔邦題は頭上の敵機?〕とか、『イヲージマの砂』がある。後者はキャンプ・ペンドルトン(海兵隊が既存の2箇所のブートキャンプを整理してあらたな1箇所にまとめるというので今話題なのだが、その古いブートキャンプのひとつ)を映画会社に貸したも同然の作品だった。

 こういう協力をする見返りにペンタゴンは、広報担当のドナルド・バルークらをして、脚本内容に介入させることができた。

 1954-8にペンタゴンに打診のあった企画は『ギヴアウェイ・ヒル(マッカーサーが中共に進呈した陣地)』というタイトルだった。
 ウエインが私有するバットジャク・プロダクションが製作する予定だった。題材は1953-4の第一海兵師団による、朝鮮の複数の外哨陣地におけるじっさいの戦闘。

 外哨陣地のひとつ、「レノ」。1953-3-26に猛攻してきた中共軍のために、所在の海兵隊部隊は、いきなり全滅させられてしまう。
 その後、海兵隊はここを奪回するために5日間にわたって奮闘していたが、東京の国連軍最高司令部〔つまりマッカーサー〕が、「レノ」を中共の支配から奪回することをあきらめることを決めてしまったので、海兵隊の努力も戦死者も、無駄となった。その無駄死にの悔しさを込めて彼らは「レノ」陣地を「諦めの丘(くれてやった丘)」と名づけた次第だ。

 映画に協力する見返りとして脚本の査読をゆるされた海兵隊のフランク・ウィーシグ准将は、バルークに報告した。こんなに海兵隊員が戦死しまくる映画を作られたら、新兵募集ができなくなる、と。

 とくに、自分たちの守備している陣地の上に砲弾を降らせるように、海兵隊の大隊長が味方の砲兵に無線で要請するシーンは、有害だと、ウィーシグ准将は心配した。

 作中で「ジーザス・ペレス」と呼ばれるヒスパニック系の兵士の描写も含め、この映画は、ソ連の反米宣伝に使われ得る。この映画を観たら、戦死した海兵隊の遺族も、一般観客も、反政府的になってしまうと。

 バルークはウェインに手紙を書き、ストーリーを書き変えてくれないと一切協力できないと言い、ウェインからの提案を待った。しかし、ウェインは反応しなかったようである。

 ※原作者は別にいたわけだが、こんなリクエストが来たら、《だったらこの企画はナシにして忘れ、まったく別な新作に気持ちを集中して行きましょう》となりますわな。

 次。
 ストラテジーペイジの2020-9-29記事。
 まず22日の事件。
 半島西海岸にて、夜の9時40分、小型ボートが南から北へ、海上境界線を越えた。
 北鮮の警備艇が近寄ってきた。
 別報道によれば、オンライン賭博で巨額の借金を負っていた、47歳の漁業監視員の男が、北側へ逃亡しようと望んだらしい。

 韓国の警備艇がナイトビジョンで見ていたところ、北鮮の警備艇乗員たちは海面に燃料油を撒き、それに点火した。
 無線傍受によると、その前に、上からの命令で、男を射殺していた。

 後刻、北鮮は強調した。燃やしたのはボートであって、人ではないと。死体はみつからなかったと。しかし近くに浮いていた救命具は、同様に火をつけて燃やしたと。
 25日になって三代目は、この嘘が通用しないと察し、謝罪した。

 中共のヘリコプター用エンジンはあいかわらず、どうしようもない。
 米国には1万機近い民間ヘリがある。しかし中共にはその15%の機数しかない。
 中共の航空行政として、民間人がヘリコプターを勝手に飛ばすことを軍が非常に嫌っていることもあるが、それだけではない。

 米軍が5700機の軍用ヘリを運用中なのに、中共の軍用ヘリはたったの900機である。
 落ち目の露軍ですら1500機のヘリを持っている。中共が回転翼機に大弱点を抱えているのは明白である。
 中共軍は、またぞろ、ロシアから輸送用のヘリコプターを輸入したと報じられている。