イランもアゼルバイジャンを吸収したいと願っているが、トルコとロシアがそうはさせない。

Jared Keller 記者による2020-10-7記事「Soldiers are officially getting a brand new rifle optic」。
    米陸軍はSig Sauer社と契約を結んだ。DVO、すなわちM4A1カービン用の直接照準眼鏡を。

 いま米陸軍が支給しているRCOというライフル戦闘用の直接照準眼鏡は、M4カービンで射距離500mの狙撃ができるように作ってある。またCCOという近距離照準眼鏡だと、交戦距離を300mに想定してある。しかるにこんど発注するDVOは、カービンによる狙撃距離を600mに延ばす。

 米陸軍は2018年に、Sig Sauer社から「1倍~6倍」のズームスコープを調達したことがある。それはM110A1分隊狙撃銃(7.62ミリのHK417ベース)用で、「TANGOT 1-6X 24mm」といった。

 陸軍の既存装備のRCOは、2007年から配備されている。その後継が必要になってきた。

 ※射手が「もっとコレに注視したい」と頭の中で思っただけで、覗いているスコープの倍率が自動的にズームしてくれるようなインターフェイスが、最終的に発明されるべきだろう。そこに至るまでの中間段階の工夫としては、頬付けしているバットストック内にセンサーを備えしめ、据銃している射手が口の中で舌を動かせば、それがコマンド信号となり、照準レンズの倍率(望遠←→広角)が無段階的に変わってくれる、そのようなインターフェースが考えられるはずだ。

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 Loren Thompson 記者による2020-10-7記事「Why The President Is The Weakest Link In U.S. Nuclear Strategy」。
      大統領が入院したりすると、米国は核攻撃に対して脆弱になる。
 1955年にアイゼンハワーは心臓発作を起こして入院した。
 JFKはアディソン病(全身倦怠や無気力症状を呈する)をわずらっており、他の既往症もあって鎮痛剤を常用していた。
 LBJは1968に香港風邪インフルエンザで入院した。
 ニクソンはウォーターゲート事件のあいだ、深酒を続けた。
 レーガンは任期の最終段階でアルツハイマー症だった。

 カリブ海から露軍の潜水艦がSLBMを首都ワシントンに向けて発射すると、着弾までに12分しかかからない。この時間内に大統領は反撃のオプションをひとつ選んで命令しなければならない。

 核攻撃命令がホンモノであるかどうか、実行前に認証チェックが必要である。しかし実戦では、その命令が実行される時点では、すでに大統領も政権主要メンバーも爆死しているかもしれない。

 このたびトランプ氏はステロイド剤を投与されたそうだが、ステロイド剤が人の気分を変えてしまうことは有名である。

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 Patrick Tucker 記者による2020-10-7記事「Space Force Eyes Orbiting 3D Printers, Satellite Tow Trucks」。
     宇宙軍備のアタマが痛いのは、打ち上げの費用が高いこと。2016年の試算だが、スペースXのドラゴン・カプセルをレンタルすると、重量1ポンドにつき9100ドル請求される。

 そこで米宇宙軍は、軌道上に3Dプリンターを周回させ、既存衛星の修理や増強工事は、その工程をすべて宇宙で完結させてしまえないかと模索している。

 たとえば、レッドワイヤという企業は2014年に国際宇宙ステーションに3Dプリンターを持ち込んだ実績がある。
 無重力状態で3Dプリンターを機能させるのは、簡単な話ではなかったと同社の人は言っている。

 同社は2022年までに冷蔵庫サイズの3DプリンターをNASAに納入することになっている。
 そのプリンターによって、たとえば衛星のアンテナを宇宙空間で製造できるという。

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 Oriana Pawlyk 記者による2020-10-7記事「Turkey Reportedly Used S-400 System Against US-Made F-16s, and Congress Wants Answers」。
      8月に地中海東部で、米仏伊希キプロスの合同演習がなされたのだが、そのさい、トルコ軍がS-400のレーダーでF-16を追いかけていたという。
 この件の詳細をあきらかにせよ、と、上院議員のクリス・ヴァン・ホレン(民主党、メリーランド州選出)ならびにジェイムズ・ランクフォード(共和党、オクラホマ州選出)が、ポンペオ長官に書簡で要求した。

 トルコもNATOなので「リンク16」の通信を取り放題である。それとS-400のセンサーが得たものを照合すれば、露軍がS-400を実戦で使うときに有益な知見が蓄積されるだろう。

 ※日本の国会議員たちも諸官衙に対する質問の権限をもっているはずなのに、なされるべき質問がなされない。このレベルで「ファイブアイズ」入りとか、しらけるのみ。