エンドレス禍

 CAITLIN M. KENNEY 記者による2020-10-16記事「USS Theodore Roosevelt faces coronavirus again after two sailors become sick」。
    空母『セオドアローズヴェルト』艦内にまたしても新規の新コロ発症者が2名、出た。
 カリフォルニア州沖を航行しているさなかに、2名が自主申告してきた。そして過去3日間、テスト陽性であった。この報道はNYTが10-16にさきがけた。

 すでに2名は艦外へ移送され、隔離されている。また、2名との濃厚接触者たちは、艦内隔離されている。

 『TR』は母港のサンディエゴに7-9に戻ってきていた。
 同艦は3-27にグァムに碇泊してから2ヵ月弱、計1273人の新コロ罹患者を数えたのだが、死者1名を出しただけで、その後、立ち直っていた。

 そして10-15に新任務のためにサンディエゴから出航したところで、この騒ぎとなった。

 次。
  Matthew Cox 記者による2020-10-15記事「The Army Is Paying $87 Million for An Upgraded Carl Gustaf」。
    米陸軍は、カールグスタフ「M3E1」の調達について、メーカーのサーブ社と8700万ドルの新契約。数量は非公開。納品は2021年から7年がかりだという。

 米陸軍の第75レンジャー連隊は1990年代前半に「M3」を採用。
 アフガン戦線では軽歩兵部隊が2011年から「M3」を使い始めた。「AT4」ではダメだというので。

 米陸軍は2017年に最新型の「M3E1」を、歩兵小隊の標準重火器として大々的に採用すると決めた。
 それは「M3」より28%も軽量な14.8ポンド。ちなみに使い捨ての対戦車ロケット弾AT4は15ポンド。歩兵が肩撃ちできる本格対戦車ミサイルの「ジャヴェリン」だと50ポンド。

 「M3E1」は弾薬の信管を発射前に射手が微調節できる。フォアグリップにコントローラーがついているのである。無誘導だが、たとえば遮蔽物の向こう側の敵に対して最適の爆発モードを選択できる。



技術戦としての第二次世界大戦 (PHP文庫)