沿海州のピーター大帝湾にて『ジョン・マケイン』がFONOP実施。

 Joseph Trevithick 記者による2020-11-23記事「Yemen’s Houthi Rebels Say They Struck Saudi Oil Facility With New Type Of Cruise Missile」。
   サウジアラビアの紅海沿岸の積み出し港、ジェッダを、フーシがイラン製の巡航ミサイルで空襲した。
 イスラエルとサウジの国交正常化交渉にイランが反発しているのだ。

 「クッズ2」という巡航ミサイルであるという。
 巡航ミサイル攻撃は、11月22日の夜におこなわれた。
 400マイル以上飛んだと主張されている。
 衛星写真をみると、すくなくとも1発がオイルタンクの側面をブチ抜いて、火災を生じさせている。

 サウジの実質リーダー、モハメド・ビンサルマン王子と、イスラエルのネタニヤフ首相、および、モサドの長ヨッス・コーヘンは、紅海沿岸のリゾート地であるネオムで秘密会談していた。
 米国からはポンペオ長官もやってきた。サウジ広報は、王子はポンペオと会っただけだと説明。

 イランは2019-9にもサウジの油田を巡航ミサイルでフーシに攻撃させた。
  ※このときはトランプはどうしてイランに報復攻撃しないのかと非難された。今はレイムダックなのでますます無理。そういうタイミングを狙った。

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 Mindy Weisberger 記者による記事「’Superbolts’ are real, and they flash up to 1,000 times brighter than regular lightning」。
        平均的な落雷の100~1000倍も明るく光るいなびかりを「スーパーボルト」という。

 1970年代から観測されてきたが、単に衛星のカメラアングルによって明度の違いが生じてしまうのではないかという疑問が払拭されなかった。

 2018年に全米でソーラーパネルが発電したエネルギーは163ギガワットである。
 それに対して毎年米本土上で観測されるスーパーボルトのエネルギーは100ギガワットになるという。

 ようやく分ってきたこと。
 ふつうの落雷の直前には、雲がマイナス、地面がプラスに帯電している。
 しかしスーパーボルトの場合は逆で、雲がプラス、地面がマイナスに帯電しているらしい。

 海外における大気圏内核爆発を探知するため1969年に軌道投入された衛星「ヴェラ」は、ついでの仕事として落雷の観測もしてくれた。
 地球で最もスーパーボルトが発生する場所は、北太平洋だともわかった。

 落雷1000万回のうち、5回はスーパーボルト。つまり、非常にレア。

 2019年2月19日に米国南東部で観測されたスーパーボルトは、7秒近く持続した。長さは数百kmであった。
 横に長く延びるこのような雷光を「メガフラッシュ」という。

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 Uwe Buse, Christoph Reuter und Thore Schroder 記者による2020-11-19記事「Anatomy of the Explosion that Rocked Beirut」。
   8月4日に2750トンのアンフォが爆発したベイルートの事故。その轟音は、チュニジア、カザフスタン、ケープヴェルデ諸島でも、聞くことができたという。
 ドイツの気象台は、大気圧の変動を探知している。

 まず火事が起こり、倉庫内の温度が爆発点まで上昇した。最初の爆発はアンフォではない別の物質の小爆発で、これが倉庫の屋根を吹き飛ばした。続いてアンフォが大爆発した。現地の午後6時。

 負傷者6500人以上。死者200人以上。いまだに正確な人数が分らない。

 爆発した倉庫「ハンガー12」には、2009末において、15トンから25トンの花火が貯蔵されていた。
 続いて、ニトロセルロースのシンナーが蓄積された。ケロシンも置かれた。数千個の自動車タイヤも。

 仕上げが『ロースス』号の積荷の硝酸アンモニウムだった。
 煙検知警報機も、スプリンクラーも、その倉庫には無かった。窓は割れており、屋根は雨漏りする状態だった。
 カプタゴンという合成ドラッグをつくるための設備が入ったコンテナも2013年から置かれていた。

 『ロースス』号の積荷のアンフォは2750個の袋に小分けされていたが、そのうち1950個は荷卸しするときに意図的に破られた。レバノンの環境法により、袋は除去しなければいけなかったのだという。

 倉庫の裏手の穀物貯蔵塔。ここには電灯の設備がなく、鼠だらけだったという。
 穀物サイロは「ハンガー12」から40m離れていた。

 2018年2月に、繋留されていた『ロスス』号が嵐で沈没した。
 7ヵ月後、裁判所は、この沈船を引き揚げて引き取る者に500ドルで売ると決めた。
 誰も手を挙げなかった。

 2020-7-31に「ハンガー12」でシリア人労務者3人が、穴塞ぎとドア修理の溶接工事を始めた。誰も作業を監督していなかった。誰も倉庫の中味を知らなかった。



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