フェイク餅をつくれ!

 にんげん60歳にもなると喉の内部がシュリンクするのか、何でもなさそうなモノが途中でひっかかったりするようになる。
 社会が高齢化しても医療体制に余裕かあったうちはなんとか対処ができた。
 が、《武漢ウィルス》で日本の病院がたいへんになっている今、「餅禁止運動」が始められるべきかもしれない。自分の命が危ないだけでなく、救急機能を逼迫させることによって社会を危険に曝すのであれば……。

 おでんの具材のいくつかは、「フェイク餅」候補たり得るだろう。
 見た目が、切り餅そっくりだが、口の中に入ると、すぐに塊りとしては消失したようになり、絶対に気管の入り口には停滞しない。そのような縁起物だ。

 中にほんのちょびっとだけ、ペレット状の「リアル餅」が混ざっていても問題は無いかもしれない。
 食品メーカーさんも、時代の先を読んでくれないとね!

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 Mike Glenn 記者による2020-12-30記事「Wednesday, December 30, 2020 Marine Corps begins fielding rifle suppressors to infantry units」。
    これまで、シールズと、陸軍のデルタ特殊部隊だけが装備してきた、小銃用のサプレッサー(低音器)。海兵隊はこれを全面的に採用し、M-4カービンとM-27小銃にとりつけさせる。今月からまず数千個が支給される。

 サプレッサーの何がいいのかというと、こっちの歩兵の位置を敵兵に対してステルス化できるのである。完全消音ではないけれども、戦場の他の騒音にまぎれるレベルにまで音を抑制するので、存在が目立たなくなる。だから、敵を奇襲できる。

 2016年の演習で海兵隊の1個大隊が試しにこのサプレッサーを取り付けたところ、著効が認められていた。
 そこからいろいろな部隊に使わせてみて意見を聴取し集約した結果、全面採用の価値ありとなった。

 これからの戦場では「シグネチュアー・マネジメント」が必要。歩兵が、電波やIRだけでなく、音も、出さないようにしなければ、生き残れない。

 海兵隊は2023会計年度までに3万個のサプレッサーを支給する予定。

 戦友の銃撃音が静かになれば、分隊内部で互いの声が通じ易くなり、チームとして総合戦力を合理的に発揮しやすくもなる。消音器は良いことづくめである。

 従来は海兵隊も、小銃分隊を横一列に展開させていた。
 だがそれでは敵から位置が推定されやすくなってしまう。
 各人が前後左右バラバラに身を匿すようにして、小銃分隊も戦闘に臨む必要がある。将来の戦場では。
 となると、肉声が前後にも楽に届くということが、とても大事になる。

 サプレッサーは、退役軍人の「難聴」症状も緩和するはずだ。

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 ストラテジーペイジの2020-12-31記事。
    韓国軍はその基地の監視カメラとして中国製を選び、200台を輸入した。2020年の後半に。

 カメラからは定期的に情報が製造元へ電送される。つまり中共から韓国軍基地をモニターできることがわかっている。

 ※日本国内に維持する必要があるのは大規模チップ工場などではなく、「カスタムチップ」を造れるラボである。国内の軍需はそれで満たせるのだから。

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 Scott K. Johnson 記者による2020-12-31記事「With the right catalyst, we might make jet fuel from CO」。
   ある触媒を使えば、空気中の二酸化炭素をとりいれて水素と合成し、新しくメタンを得ることができる。
 次に、別な触媒によって、そのメタンからもっと分子量の大きな(炭素が8から16個連鎖している)、航空用の液体燃料も合成できる。

 そのように主張するのはオクスフォード大学のベンゼン・ヤオ教授である。
 触媒は、特にめずらしくもない、鉄-マンガン-カリウム である。

 実験では、反応に投入された二酸化炭素のうち85%がその燃料(エチレン系列の炭化水素)に変わる。ただし5%は工程途中の一酸化炭素のままであり、10%はその先のメタンまで行くがさらにその先には進まない。

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 PHILLIP WALTER WELLMAN 記者による2020-12-31記事「Trump administration says it has intelligence that China offered bounties for US troops in Afghanistan, report says」。
    水曜日にウェブメディアの「Axios ニュース」が報じたこと。2020-2後半に、中共がアフガンゲリラたちに対して、米兵を殺したら償金を与えると約束したと。トランプ政権の高官がトランプに報告したと。
 アフガニスタン政府はこの話の真偽を確かめるためにてんてこまいしている。

 2020-6に『NYT』紙がすっぱぬいたこと。1名のロシア人工作員がタリバン系統のゲリラたちに対して、在アフガンの米英兵を殺したなら償金を与えると約束した、と。
 しかし当時のマーク・エスパー国防長官は連邦下院に対して7月に、このNYT報道の裏取り確証はできていないと報告している。

 今回意図的にリークされたこの中共ネタについて「Axios」の記者は言う。まずありえない。中共はアフガンでは静かな外交者という存在に徹してきた。
 もし嘘ネタだと判明したら、米政府内のその動機が探られるだろう。

 アフガニスタンでは2020-2-29のタリバンとの合意以降、一人の米兵の戦死者も出てはいない。

 ※奇妙なフェイクニュースにひっかかる人は後を絶たない。11月に「Tモデル」のF-16が墜落したら、親中共のフェイクファクトリーが、そのF-16にはじつはF-35と同じレーダーが搭載されていて、その秘密を中共に渡すために台湾空軍の将校が偽装墜落させたのである、との漢文ニュースを製造。わざわざそんなニュースを読みに行き、他のソースと照合せずに、受け売り紹介する日本人もいるらしい。台湾が中共とツーカーだってことは、日米の国防プランナー層には常識なので、機体まるごと亡命されても特に困らないレベルのハード&ソフトしか、台湾に売られることはないのである。2021年もフェイクが大増殖する。これだけはガチ。



武侠都市宣言!―戦後「腐れ史観」を束にして斬る

(管理人Uより)

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