非戦闘原因による筋骨格障害MSKIが米兵の大問題に。個人装備をあと20kg軽くせよと求められている。

 さりとてアーマープレートを外すわけにはいかず、もうどうしようもない感じ。

 次。
 『ワシントンポスト』がやってくれた。2021-1-4記事「All 10 living former defense secretaries: Involving the military in election disputes would cross into dangerous territory」。
    ABC順に、カーター、チェイニー、コーエン、エスパー、ゲイツ、ヘーゲル、マティス、パネッタ、ペリー、ラムズフェルドの連名。新年勢揃いだ。

 われわれは「合衆国憲法を、内外のすべての敵から守る」と宣誓してセクデフに任じてきた。〔憲法上〕セクデフは、〔大統領〕個人や特定政党のために仕事をしない。

 ただひとつの悲劇的な例外〔これは南北戦争中の大統領選挙のことを指す。南軍は別政府を樹てていた〕を除いて、わが国は、1789年いらい、選挙された候補者が平和的に次の政権を委譲されてきた。

 選挙をめぐる揉め事解決のために合衆国軍隊を干与させることは、危険・違法・違憲な領域にわれわれを連れて行く。

 そのような干与を指揮したり実行する文民・公務員は、責任を問われる。わが共和国にもたらした重大な結果のために刑事罰の対象となり得るのである。

 米軍は世界中で活動中である。米国の敵は、この脆弱な節目を狙って策動を仕掛けようとする。それを許してはならない。国防省内における政権移行手続きが、完全に、協力的に、透明に実行されることが緊要なのだ。

 ミラーとその部下たち全員に告ぐ。君たちは、宣誓、法令、判例に拘束される。次の政権には完全に協力しなければいけない。

 次。
 Thomas Newdick and Joseph Trevithick 記者による2021-1-4記事「South Korea Sends Its Forces Into The Strait Of Hormuz After Iran Seizes Tanker」。
    ホルムズ海峡でIRGC(イラン革命防衛隊)が韓国船籍のタンカー『ハンクク・ケミ』号を4日に小型ボート複数で襲って拿捕。イラン資産の凍結を解けと要求。韓国は軍隊を派遣する。

 当該船舶は7200トンの石油製品を積んでサウジからUAEに向かっていた。襲撃は現地の午前10時になされた。同船のグロストンは9797トンである。

 同船はいま、バンダルアッバスに繋留されている。乗員20名のうち韓国人は5名である。残りは、ミャンマー、インドネシア、ベトナム人たち。全員が拘束されている。

 韓国軍が何を送るのかは不明。同国軍はアデン湾で米海軍が率いる「連合タスクフォース151」に戦力を提供している。
 韓国軍は2019に米国が組織したホルムズ海峡警備部隊である「IMSC」には加わっていない。

 韓国中央銀行は、対イラン経済制裁として、70億ドルのイラン預金を凍結している。イランはこれを返せと言っている。
 韓国は米国から迫られてしぶしぶ2020-5になってイラン原油を買うのを止めた。

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 Peter Suciu 記者による2021-1-4記事「Russia’s Tsirkon Hypersonic Missile: How Much of a Threat?」。
     ロシアの超音速のツィルコン対艦巡航ミサイルについて言われていること。
 2019-2にプーチンが吹かしたところではツィルコンはマッハ9に達し、レンジは1000kmだと。それを7分間で翔破すると。

 専門家は指摘する。
 弾頭重量300kgとした場合、高度4万mまでいったん上昇するのでないかぎり、そのレンジは無理だ。
 もし終始低空飛行をさせるなら、あるいはもっと重い弾頭を載せるなら、レンジは750km未満となるはず。

 だが実は、超音速ミサイルの場合、弾頭重量はうんと軽くしてもよい。というのは、超音速で衝突するスピードのエネルギーは、それ自体が爆発的だから。

 そして高度も気にしなくていいかもしれない。というのは、超音速で動くミサイルの周りの空気がプラズマ化されることにより、レーダー電波を吸収してしまうかもしれないのだ。
  ※いやSR-71はずっと探知されてただろ?

 ツィルコンはもっか、試験中のミサイルであり、実戦展開は2023年とされている。



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