パーラーに類似した右翼御用達SNSとして「Gab」もあるという。

 ストラテジーペイジの2021-1-11記事。
   フィリピン政府に対して中共は、注射2500万回分の「シノヴァック」ワクチンを、ディスカウント価格で売りましょうと申し出ている。供給は金曜日から開始できるが、最後のロットを納品できるのは2021年の12月だそうである。

 比島政府は併行して、インド国内で製造されている英国製のアストラゼネカ、米国のファイザーとモデルナ、ロシアのガマレヤ、もうひとつのシナ製ワクチン「シノファーム」を公式発注。

 中共製ワクチンの効き目は、他のワクチンの半分だということを、彼らは承知している。
 それを承知の上で、比島政府は、すでに闇市場ルートで、「シノファーム」を輸入し、武漢ウイルス患者に最も接するリスクが高い兵隊と公務員に接種したという。

 ※闇ルートで売り渡せる体制になっているというところが、そもそもすごいわ。とうぜん、中共政府公認の行為だろう。中共政府が武漢ウイルスを研究所から漏出させた責任を感ずるなら、それをタダで世界に分配しますというのが筋のはず。それを人々が接種したがるかしたがらないかは別の話だ。

 次。
 Vasudevan Sridharan 記者による2018-10-9記事「Tata Nano: End of the road for ‘world’s cheapest car’」。
  ※「タタ」という姓は、イスラムへの改宗を拒んでインドまで逃げて来たペルシャ人の一団が起源らしい。だから軽口を言えば自動車に「マツダ」と名付ける資格だってあるわけだ。ペルシャは9世紀まではゾロアスター教圏だったが7世紀いらいの地球気候寒冷化でビザンツとの抗争に疲弊していたところをアラブ人によって徐々に切り崩された。ゾロアスターが辺境パルティア族を切り捨てていたので恨んだパルティアがアラブと組んで叛いたのが致命的だった。余談ついでに。トルコはイランを征服したイスラムが北と西へ拡張して行く過程で、ペルシャ人のあとからイスラム化される。それ以前のトルコ人の宗教は「テングリ」教というアニミズムだった。同じスンニ派であってもトルコ人の文化ベースには「テングリ」があるため、トルコからは原理主義テロリズムは出ないのだという。

  「タタ ナノ」は世界でいちばん廉価な四輪自動車として2008年から売られてきた。だが2018-6月に製造を停止した。
 この「ナノ」を造って売ろうと考えたのは、先代社長のラタン・タタ。
 雨に塗れた道路上で、2輪バイクに一家4人が乗って移動しているのを見かけて、思いついたという。

 新車の自動車を10万ルピー(2008年の価値で1900米ドル)で市販できれば、全インド世帯が自動車オーナーになれるだろうと彼は夢見た。 ※1980年代にスズキのアルトが47万円で新発売されたと記憶する。そのさらに半値と思えばいい。

 「タタ ナノ」は総計30万台売れた。その7割は、発売開始から4年の間に売れている。

 インドは階級社会であった。低価格車は、低カーストであることを、社会的に意味してしまったのだ。だから人気が爆発せず、失速した。

 タタはインドの自動車メーカーとしては三番目の規模の会社だが、タタというブランドにも、低層のイメージがついてしまった。

 国外からは、比較的に低廉なコンパクトカーが数種、輸入されている。経済が発展し、購買力の増した消費者は、そっちの「ちょい豪華」を選好するようになっている。

 タタは、廉価版の電気自動車に刷新のチャンスがあるかもしれないと考えている。
   ※ところが電気四輪車は電気二輪車ほど安価に製造することはできなかったのである。めでたくなしめでたくなし。



日本人が知らない軍事学の常識