予備役兵の注射の順番も考えておかなくてはならない。その家族も。

 J.P. LAWRENCE 記者による2021-1-23記事「COVID-19 vaccination underway for US military in Afghanistan」。
   アフガンには米兵が2500人と、契約軍属が1万8000人いる。
 在アフガンの米軍関係者のうち新コロテストで陽性の者がどのくらいいるのかについては、ペンタゴンは公表しない方針。地域ごとの公表はアフガニスタンに限らず、すべて中止されている。

 武漢肺炎蔓延のため、昨年からずっと、米軍は、アフガニスタン政府軍将兵の訓練をしてやることができなくなっている。対面教育など不可能だからである。
 アフガンに駐留している300人のウガンダ兵の多くも、チャイナウイルスにやられている。

 在アフガンの契約軍属たちは昨年の7月以降、米軍基地から一歩も外に出られず、そのため無給、という窮地に陥っていた。この問題は、彼らぜんいんを12月までに米本土へ送還したことで、解消されている。

 米軍将兵に対するワクチン接種は、米本土内の将兵に対してはファイザーワクチンを射ち、海外の将兵に対しては〔輸送や保管の面倒がファイザーより少ない〕モデルナワクチンを射つことに決まっている。アフガンには1-17にモデルナワクチンが空輸され、翌日から接種がスタートしている。

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 WIRED UK 記者による2021-1-24記事「The Truth About North Korea’s Ultra-Lockdown Against Covid-19」。
    三代目が新コロ恐怖症に罹っている北鮮では、漁業すら、ウイルスの侵入経路になるというので、禁じられている。
 北鮮には住民が2500万人いる。げんざい、毎週700人のペースで陽性検査を受けている。

 「Global Fishing Watch」というNGOは、衛星写真を解析して北鮮漁船の出漁状況を把握している。それによると、昨年は、ロシアのEEZに勝手に入り込んで不法操業する北鮮漁船の数が95%も減った。のみならず、北鮮EEZ内での操業も半減した。
 これは三代目が国外からチャイナウィルスが持ち込まれることをきょくたんに恐れているせいで、国境封鎖措置の一環なのである。

 北鮮の国営TVは病的な《啓蒙》活動をキャンペーン中である。渡り鳥や、降雪までもが、このウイルスの媒介になる――と、人民に対して厳重な注意を促しているのだ。
 雪が素肌にあたれば発病するから、マスク、ゴーグル、帽子で頭部を覆いなさい、と指導しているそうである。

 北鮮ハッカーは昨年11月にアストラゼネカ社の情報を抜こうとした。

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 Jon Hemmerdinger 記者による2021-1-23記事「AeroTec selling Caravan used for all-electric project」。
    「セスナ208B グランド・キャラヴァン」は2020-5-28に、マグニクス社製の「マグニ500」電気モーター(750馬力)でプロペラを回して、電力だけで飛行してみせた。「eキャラヴァン」と称した。

 この機体は今、ふたたび、プラット&ウィトニー社製「PT6-114A」ターボプロップエンジン(675馬力)を搭載して、1500万ドルで売りに出されている。

 その前に、カナダの水上機コミューター会社である「ハーバー・エアー」社との共同実験がある。2019-12-10に、湖から、全電化された「デハヴィランドカナダ DHC-2 ビーヴァー」を初離水させた。動力はやはり「マグニ500」であった。

 次の課題は、電動旅客機で「型式証明」を取ること。会社はこれに集中している。



日韓戦争を自衛隊はどう戦うか