ナトゥナ諸島のシナ語呼称が無いことをどうごまかすのかが見ものだ。

 SETH ROBSON 記者による2021-2-1記事「China gets more aggressive with its sea territory claims as world battles coronavirus」。
      中共が施行する新しい国内法。海警船が外国漁船や商船に発砲してOK。中共が主張している海域内にある外国施設は海警が爆破してもOK。

 フィリピン外相はツイッターで、これは戦争脅迫だと論難した。
 しかしベトナムは沈黙している。
  ※対中共の最前線で1国だけでは太刀打ちできない。

 中共は、周辺国が武漢肺炎対策で弱りきっている隙を衝き、海上で勢力を拡張する気だ。

 中共はゴールポストを遠くへ動かす。
 いまや「9ダッシュ」を超えて「4沙」と言い始めた。 
 すなわちパラセルとスプラトリーに加えて「Pratas」群島〔=東沙〕と「Macclesfield Bank」〔=中沙〕を併記するのだ。

 ※兵法の大原則は変わらない。敵のいちばん防備が弱いところを衝く。口で言うところとは違うところを奇襲する。上海の艦隊を尖閣まで移動させることはわけもないのである。海保は陸自と組織融合しなきゃダメだ。海保に政策提言力はないから、陸自がそれを提言しなきゃダメだ。海保が旧式艇と操船員を陸自に出向または「割愛」する。陸自が旧式ATGMと操作員を海保に出向または「割愛」する。そしてどっちも、最新式の装備や訓練に切り替えていく。win-win じゃないか。

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 Bill Bender 記者による2020-9-3記事「Why ‘Cobra Kai’ is dominating Netflix with no mercy」。
    ネットフリックスが1984の映画『カラテキッド』の後日譚であるTVシリーズ『コブラ会』をすでに2シーズン放映して好評であったため2021には第三シーズンが予定されている。

 リブート企画で厄介なのはガチの古いファン。新シリーズに原話と整合しない矛盾・不一致点があれば、それを糾弾する。『スターウォーズ』の作り手もそれに悩まされている。

 パット・モリタはすでに故人である。新シリーズでは「写真」でのみ登場する。

 旧作でも新作でも影のテーマは「いじめ」である。12歳から18歳の米国少年少女の20%は今日でもいじめを体験している。
 旧作では、コブラ・カイに所属するローレンスの仲間のダッチとトミーが、ラルッソをいじめる尖兵であった。
 新作では、ネットいじめが描かれる。
 1980年代世代と今の世代とがいっしょにこの30分ドラマを見て、いじめ問題を考えることができる。そこが、深いのである。それが、このシリーズを成功させている。

 ※旧主人公たちの娘世代が登場するということは、「アルファ・ビッチ」との戦いが描かれるのか? わたしゃネットフリックス等には手を出していないので、わかりませぬ。

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 Warren Davidson 記者による2021-2-1記事「Wall Street Bans “Outsider Trading”」。
    手数料のかからないトレーディングプラットフォームのひとつであった「Robinhood」がわれわれを失望させた。

 ※この記者は現役の連邦下院議員。つくづく思うのだが議会は言論の府である。だったら日本の議員たちもこのデイヴィッドソン氏のように機動的にじぶんの主張を記事一本分くらいの文章にしてオンラインメディアに載せればいいのに、それはほとんど見られない。

 ※他に「WeBull」も手数料無料らしい。わが国にはそういうプラットフォームは無いのか?