注射に関しては「歯科医」「獣医」も動員できるはずだ。

 引退した老人の歯科医師だって、注射会場の監視人には役に立つはず。いい小遣い稼ぎになるだろう。
 大急ぎで大量の予防注射が必要になったときの特例法も考えないと。

 次。
 ストラテジーペイジの2021-2-11記事。
  中共の人口増加率は2016年の0.59%がピークで、それいらい、下がり続けている。
 労働適齢人口の減少は、2014年からスタートしている。つまり新生児よりも多数の老齢引退者が一貫して生じつつある。

 げんざい、10人の労働者が1人の引退老人を食わしている。
 2050年には、2人の労働者が1人の引退老人を食わすようになる。

 この老人のための年金を負担した上で世界最大の軍事力を目指すほどの稼ぎはシナ経済には無い。
 すでに老齢者扶養のための予算が、シナ政府の単一最大支出費目である。それは軍事支出よりも大きいのだ。
 公式データは出されていないが、中共には2000万人以上の麻薬・覚醒剤の濫用者が存在する。その数は増えつつある。

 TASS通信が2-10に報じた。ヒマラヤ国境のパンゴン湖での小競り合いでは、シナ兵の方がインド兵よりも多く死んでいると。シナ兵は45人死亡。インド兵は20人だと。

 中共は、コンゴの鉱産物の7割を支配している。その産物は、銅とコバルトだ。

 コンゴは世界最大のコバルト産地で、だいたい毎年生産されるコバルトの6割前後を占める。
 中共は電気自動車の大量生産のためにはコバルト支配が鍵になると判断して2012年からコンゴに120億ドル以上を突っ込んでコンゴの要人を味方に取り込んだ。

 結果、コンゴのコバルト鉱床と採掘設備の4割をシナ国営企業が確保するまでになっている。

 だいたい1台の電動カーを製造するのに、コバルトは10kg必要である。それがないとリチウムイオン電池の電極がつくれないのだ。
 中共の電気自動車量産が、コバルトの市価を20%押し上げ、今では1トンが3万5600ドルする。

 国連はミャンマーに制裁しようとしたが、ロシアが拒否権を行使して、なにもできなくしている。
 ミャンマー軍にもっともたくさん武器を売っているのは中共で、2010年以降、140億ドル分。ロシアは8億ドル分の武器を輸出している。ビルマ軍の武器輸入予算の9割が、これで消えている。

 2018年に中共はビルマと協定を結び、ベンガル湾のビルマの港(経済特区)からマンダレーを経て雲南省に達する1700kmのエネルギー搬送路をシナ企業が建築することで合意している。港湾設備に加え、そこからシナ国境までの道路、鉄道、パイプライン、送電線が、延々と敷設されるのだ。

 中共からビルマへの投資は200億ドルに達する。ビルマがこれを返済するためには、中共が建設中の全インフラが完成して稼動するのを待つしかない。スリランカで腕を磨いた「負債の罠による支配」である。

 タジキスタンと中共の国境線は76kmある。タジクとアフガニスタンの国境線は1357kmある。

 次。
 Steve Eichhorn 記者による2021-2-11記事「Transparent Wood Is Coming. A New Discovery Brings It Closer」。
   材木はセルロースとリグニンからできている。こいつが年々つくられている量は、鉄鋼の20倍にもなる。
 このセルロースで透明の物質を創り、ガラスの代わりに建材に使おうという試み。
 もしうまくいけば、光を透過してくれるのに、同時に断熱性があり、しかも頑丈な構造材としても機能するという、いいとこどり資材が生れる。

 リグニンは光を通さない。その中に「発色団」が在り、光によって活性化し、木の色を出す。
 材木のセルロースはチューブ状で、その中を空気が通る。この構造は光を散乱してしまう。

 パルプをつくるときに工場で漂白工程がある。そこでは過酸化水素を使っている。

 メリーランド大の研究チームは、過酸化水素を使ってセルロースを脱色し、リグニンを除去し、レジンででこぼこを埋めることによって光の乱反射を抑制する方法をみつけた。つまりリグニンをレジンに置き換える。

 「木製ガラス」ができそうであるという。
 実用化までには、まだまだ遠い話だが。

 ※《もし百億円の宝くじに当たったら、あなたはそれを何に使うか》、と考えることは、最低生活を続けている庶民にとっても、良い思考訓練になる。かならずや、人生設計のプラスになってくれるだろう。それと同様、《もし急にあなたの頭脳が平均の数百倍もよくなったら、あなたはそれを何に使うか》、を考えて欲しい。これは大昔からあるSFのテーマなのだが、多くのSF作家は、その主人公が依然かわらぬセルフィッシュな欲望を持ち続けると考えてきた。そうはならないだろう。私ならば《どうやったら誰も働かなくても生きていける社会ができるか》の方法を見つけ出す。たぶんそれは、セルロースを直接に人間の栄養に変換するプロセスの発見にかかっている。