リオのカーニバルもサクッと中止されていた。この12日から17日の予定であったのに……。

 DAVE RESS 記者による2021-2-14記事「|Eisenhower strike group to get COVID-19 vaccines」。
   数日後にノフォークを出港して大西洋での任務に就く空母『アイゼンハワー』とその随伴艦艇の乗員たち。8割以上が、新コロのワクチン注射を受ける予定である。

 米海軍はまず今月、〔ノフォーク軍港に碇泊中の?〕『サン・アントニオ』を選んで、〔艦内での?〕一斉注射を試しにやらせてみた。これがうまくいったので、こんどは空母機動艦隊5000名に、注射してやろうとしている。

 米海軍は、ワクチン注射を水兵に強制しない。望まない者は、射たなくて可い。しかし各艦では、今回のワクチンがいかに良いものであるかを組織的に啓蒙教育している。
 ※米国の住民全体では15%かそれ以上の者が、ワクチンなんぞぜったいに射ちたくねえと言い張っている。

 希望する水兵のうち、まもなく洋上勤務が始まるというグループが、優先的に射ってもらえる。
 ※第二射目は洋上ですることになるよね。三週間後に。

 『アイゼンハワー』打撃艦隊の接種計画。第一射はノフォーク軍港をフネが出て行く前に射つ。第二射は、遠洋を遊弋中に射つ。艦上機の飛行隊要員も同様とす。

 空母『アイゼンハワー』艦内にはすでにマイナス75度でワクチンを保蔵できる設備がしつらえてある。随伴艦にはそこまでの冷凍庫は無い。

 艦隊の乗組員たちはもちろん全員、乗艦する前に2週間の隔離観察を受ける。
 次に母港に戻るのはクリスマス前を予定しているが、上陸のさいにも2週間の隔離観察を受けねばならない。

 ※『サンアントニオ』の乗員は、この乗艦前の陸上での隔離観察期間を利用して最初の接種を受けたのか? そのへんがよくわからない。2週間の隔離がスタートする、その冒頭で受けさせるのが、第一射としては、すこぶる合理的なはずだ。ひとつ、確実なこと。接種がおこなわれた場所は、病院の内部ではなかった。

 次。
 AFPの2021-2-13記事「US, WHO push China for data from early days of contagion」。
   ペルーでは保健大臣が辞職した。前の大統領マルティン・ウィスカーラが、国民に対する新コロのワクチン接種を開始する前に、ひとりだけワクチンを先に射っていたという醜聞の余波で。
 ペルーは中共国営企業シノファームのワクチンを30万射分、火曜日に受け取った。国民に対する注射はその2日後からスタートした。

 ところが木曜日に新聞がすっぱぬいた。ウィスカーラ大統領が極秘裡に昨年10月にワクチン注射を受けていたと。その数週間後、ウィスカーラは弾劾されて失職している。