『The Maritime Executive』の2021-2-19記事「Maersk Says Oil Pressure System Led to Container Loss From Boxship」。
最大でコンテナを1万3100個積載できる貨物船『Maersk Eindhoven』号。
同船は2月17日に廈門を出港したが、日本の北東45カイリにさしかかったところで、エンジンが4分間止まってしまった。それで、ロサンゼルス行きを諦めて、西へ引き返しつつある。
荒れた海でローリングが激しかったのが故障原因らしい。
260個のコンテナが海中に転落した。
また、65個のコンテナは、デッキ上にはあるものの、破損した。
どこで修理することになったのかは不明だが、AISからは横浜をめざしているように見えるという。
※荒海化が常態化すれば、巨大コンテナ船の設計を考え直さなくてはならないかもしれない。
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Mandy Mayfield 記者による2021-2-19記事「Army Putting New Infantry Squad Vehicle Through Paces」。
米陸軍は、新開発の歩兵分隊用の非装甲車「インファントリー・スクォッド・ヴィークル」をテスト中である。GMディフェンス社に設計発注してから、まだ1年経たないのだが、試作車は早々とできていた。
ISVのファーストバッチは昨年10月に陸軍に納車された。
陸軍の歩兵分隊は9人。その全員と装備品を1台に搭載できる。要求ペイロードは3200ポンド=1.45トン。最大総重量は5000ポンド=2.2トン。
ISVの試作がこんなに速かったのは、GMの中型トラックである「シヴォレー・コロラド ZR2」をベースにしているからだ。オフザシェルフの市販品のパーツを多く使ったのである。
CH-47の機内に入るサイズにまとめることも、至上命題であった。よって、狭隘。
※4輪車1台に9人の兵隊を載せると聞いてちょっと記述を疑ったが、本当に詰め込むらしい。ぎっちぎちの窮屈車内でかまわないという、割り切り方だ。
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ストラテジーペイジの2021-1-20記事。
イラク政府は、韓国の「Daeji工業」製のMRAPもどき「DAPC-2」を警察用に調達した。ベース車体はフォードの「F550」トラック(4×4)である。
「F550」は8.8トンある。DAPC-2は軽装甲したので10トンになった。座席はドライバー含めて10人分。
※10人乗れる車両は非装甲でも8.8トンある。この数値をみると、ますますISVのスペックが納得できなくなるのだが……?
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Dov S. Zakheim 記者による2021-2-19記事「National Guard at the Capitol: Too costly ? and not just in money」。
バイデン政権への移行期の混乱に備えてDCには全土から26000人の州兵(陸軍州兵と空軍州兵)がかき集められた。現在でも6000人が残されている。
ペンタゴンによると、この人数で3月なかばまで警備を続ける予定だという。
そのコストは4億8300万ドル。これにはホテル代は含まれていない。総計するとF-35が1機買えてしまう経費なのである。
そして3月15日以降も5000人は残留するという。
彼らがDCに駐留し続けると、その費用は週に1450万ドル。
ちなみに2020年に黒人擁護デモ警備のためDCに州兵5100人が展開したときも、そのくらいかかっていた。
イラクやアフガニスタンに駐留している米軍の規模と同じほどの州兵が首都に駐留し続けるなんて、アメリカはいつから、クーデターがしょっちゅう起きる後進国になったんだ? 世界に対して恥ずかしいので、すぐに止めるべきだ。
※オピニオン記事である。そしてこの記者の真意がよくわからない。《不祥事を何も起こさせないためのコスト》は無駄で有害だと言いたいのか? 少数の警官がトリガーハッピーになればすべてオーライとでも? おまえはどの国の回し者なんだよと疑われるだろ。