ストラテジーペイジの2021-3-3記事。
ロシアは樺太に「バスチヨンP」地対艦ミサイルを配備し終えた。射程は600kmである。
艦隊によってではなく、沿岸砲台でオホーツクを守ろうというのだ。なにしろ人口が少ないので。
面積は合衆国にも匹敵するというのに、ロシア極東部には830万人の住民しかいない。それはロシア全人口の6%である。
そしてこの830万人は、地産地消では自給ができない。外からの補給が不可欠である。しかるにシベリア鉄道だけではそれに間に合わない。海港から物資を搬入し続ける必要があるのだ。
宗谷海峡は水深が51mしかなく、冬季4ヶ月は氷が覆う。潜水艦も、この季節には通航に苦しむところである。巾は43kmある。
露軍はすでにカムチャツカ半島にも「バスチヨンP」を展開した。
次。
『ワイヤード』の2021-3-2記事「What Did I Just Read? A Conversation With the Authors of 2034」。
米支戦争を予測した新刊小説『2034年――次なる未来大戦の顛末』は来週、米国の書店で発売される。版元はペンギン・ランダムハウス。
著者の退役提督ステヴリディスらに、MARIA STRESHINSKY 記者がインタビューした。
キッシンジャーは、米支はまだ冷戦状態に達していないが、冷戦の麓までは来たと言っている。
南シナ海で駆逐艦隊を指揮するサラ・ハントという海軍少将が登場するが、この人物のキャリアは要するにスタヴリディス(元海軍少将)の経験の投影。
支那漁民を救助するシーンあり。
共著者のエリオット・アッカーマンは〔海兵隊で?〕歩兵の小隊長をやってた。
特にリアルな部分は、艦隊司令官が攻撃命令を下して、それが実行されるまでの手順。
もちろん文民統制だからNSCの承認がそれに先立つわけだが、スタヴリディスは1990年代にNSCに顔を出していたので、そのシチュエーションルーム内の討議の模様もリアルに作ることができた。
登場するロシア人やシナ人も、過去にいっしょに仕事をしたり、大学(院)で同窓だったりした人物の観察を反映させている。
作中の海兵隊の航空隊の隊長「ウェッジ」は、アッカーマンの古い友人がモデル。
米支戦争の終わらせ方を考えるのがいちばんの仕事だった。WWIもWWIIも米国が終わらせたのだから。
次。
『USA TODAY』の記事「Sheriff executes search warrant for black box from Tiger Woods’ crashed car」。
タイガー・ウッズ氏は過去に数度の腰痛手術を受けており、複数の鎮痛剤を服用していた。
その催眠副作用のために「居眠り運転」になっていたのではないかとの疑いもあるので、当局は血液を調べたがっている。
また当局は、事故った韓国製SUVから走行状態を記録したブラックボックスを回収した。
※ウッズが投薬の作用で居眠り運転をしていたと判明すれば韓国製ナビサポートシステムの声価はガックリ下がることになるだろう。ドライバーが居眠りしそうになっているのを表情から察知して警告する機能が働いていなかった可能性や、中央分離帯に衝突しそうになったときに自動ブレーキが作動しなかった可能性が考えられるからだ。