Natalie Colarossi 記者による2021-3-13記事「Mary Trump Says Uncle Donald Trump More Upset About Twitter Ban Than Losing Election」。
トランプの姪のメアリが木曜日に『インサイダー』誌に語った。
トランプおじさんは、大統領選挙で落選したことよりも、ツイッターからBanされたことや、PGA(全米プロゴルフ協会)から彼所有のゴルフコースでのトーナメント開催予定を剥奪する措置を取られたことの方を激しく憤ったはず。
そのふたつが、彼の過去4年に起きた最悪のことだったと。
人々は、ツイッター経由でなくてはトランプに関心を払わない。その現実をトランプは知らされてしまった。
ツイッターによる追放措置は1月8日をもって「永久」扱いとなったので、復帰は今後もできないのである。
PGAの決定は1月10日、NJ州ベドミンスターにある「トランプ・ナショナル・ゴルフ・コース」に関するもの。トランプは2022PGAチャンピオンシップをそこに誘致しようと何年もロビー活動を続けていた。
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上記の件について、『SKY SPORTS』の2021-1-12記事「PGA Championship: PGA of America strips 2022 major from Donald Trump’s Bedminster course」を見たら、こうあった。
米国プロゴルフ協会の運営役員会が投票により、ベドミンスターで2022にやる予定だったチャンピオンシップについてのトランプ・オーガニゼーションとの合意を終了させることに決めた。
理由は、米国PGAのブランドを守るため。
この議決は、トランプのサポーターが数日前に連邦議事堂に乱入したことを承けたものである。
ベドミンスターはNJ州にあり。トランプが大統領になるより前の2012に、四大メジャー大会のひとつをそこで開催させたことがある。※2016の4年前であるから、おそらくトランプはその時点で2016の大統領選に討って出ようと決心し、宣伝布石のつもりで誘致しているのか。そうした誘致経緯も吟味されたのだろう。なぜならトランプは2024選挙へのチャンスをうかがっている。
米PGAの会長氏いわく。このようにして契約を打ち切ることは、PGAの権利なのである。
トランプ・オーガニゼーションはこれに対して失望を表明。PGAには契約を切る権利は無いと反論。また、件のコースの整備にはこれまでに大金を投入してきたとも強調。
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Stav Dimitropoulos 記者による2021-3-10記事「A Dyson Sphere Could Bring Humans Back From the Dead, Researchers Say」。
AIが死んだ人の生前の記録をぜんぶかき集めて、その人の存在を人工的に復活させてしまう未来。
こんなことを考えるようになったロシア人のアレクセイ・トゥルキンは、11歳のとき、小学校の同級生女子が死んだことにショックを感じ、それから永遠の命について考え始めた。
これを実現するためには、本人が詳細な日記をつけておく必要があるという。日々、何を考えたか、前夜の夢の内容まで、記述する。こうすることで死後にAIに提供する資料を充実させる。
※墓を掘り返してDNAを再生するのではなく、デジタル・ツインを作るという発想。しかし主人公がデジタルならば、その主人公が住む世界もデジタルにできるはず。なにも「ダイソン空間」なんて苦労して構築しようとする必要はない。ちいさなマイクロチップと電源、それらを包み込んで保護できる頑丈な「容器」があればよい。
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Sarah Boseley 記者による2021-3-14記事「Ireland suspends AstraZeneca Covid vaccine over blood clot concerns」。
アイルランド政府はアストラゼネカの配給を一時中止させた。ノルウェーからの報告で、そのワクチンには血栓が生ずる副反応があるかもしれぬというので、緊急危険回避措置として。
アストラゼネカのワクチンによって血栓ができるという「証明」は未だ存在しない。
英国政府統計局の人いわく。疑いがないのは、この秋(晩夏~初冬)には、あらたな武漢肺炎の感染の波があることである、と。
アストラゼネカで血栓ができたという最初の症例報告はオーストリーから来た。それを承けてデンマーク政府等が暫時、アストラゼネカの使用を停止している。
イタリア北部のピエドモント州も、使用停止。
ノルウェーではアストラゼネカ注射後に1人が死亡、3人が入院した。そのニュースは土曜日に到来。アイルランド政府はそれで決心した。
ノルウェー政府発表によればこれらの人は皆、50歳未満であった。3人の人が脳に血栓ができ、そのうちの1人が死んだ。
ノルウェー医療省いわく。50歳未満の4人の人が、アストラゼネカを注射されたのち、血小板が減少したと。
同省による注意喚起。50歳以下の人で、アストラゼネカの注射後、3日間以上、具合が悪くなる一方で、しかも、皮膚に大小の青い斑点(皮下出血)が認められたら、すぐに医師もしくは時間外診療機関に相談せよ。
英国医薬規制庁の立場。血栓症はしぜんなときにも起こるものである。これまで集まっている情報は、ワクチン接種と血栓との因果関係を証明するものではない。
アイルランド政府は57万射分のアストラゼネカを確保し、うち20%が接種済み。対象は主にヘルスケアワーカー。
アストラゼネカ社の言い分。すでに1700万回以上の注射データがあつまっているが、肺塞栓症や深部静脈血栓症、血小板減少症のリスクを高めるという傾向は認められない。今報告されている血栓症の事例は、ワクチンを射とうが射つまいが、自然にそれを発症する人数の統計割合に収まっている。

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